
すでに何日か経ってしまいましたが、Volkswagen Jettaが発売されました。
Jettaはもともと初代Golfの後部にトランクを増設したノッチバックタイプの派生モデルで、取って付けたような外観をしていたものですが、2代目ではより自然なデザインにまとめられました。3代目からはGolfと並行して開発が進められ、トランクは後付けではなくなり、名前もVentoに改められてより独立したモデルとしての存在感を示すようになりました。4代目ではさらに名前がBoraに変更され、Golfよりやや上級のモデルという位置付けがされるようになりました。
そして5代目の今回のモデルになって、名前が元のJettaに戻されることになりましたが、これは上級サルーンというポジションとGolfの兄弟車であるということが両立するようになったという判断なのでしょうか。北米では3代目、4代目もJettaを名乗っていたのですが、これは北米ではハッチバックのGolfよりもセダンのJettaの方が普及していたためかもしれません。
さて、今度の新しいJettaは昨年の東京モーターショーでも展示されていたので私も間近で見てきましたが、フロントセクションがワッペングリルで迫力のある佇まいなのに対し、リアエンドはかなりあっさりしたデザインになっています。リアピラーあたりの処理は高級感がありますが、メッキモールも映えるのでダークな色の方が似合うかもしれません。
エンジンは直噴の2リッターFSIとそのターボ付きとの2本立てになっていて、ターボモデルの方にはデュアルクラッチトランスミッションのDSGが組み合わせられています。純正で17インチホイールが装着されるなどかなりスポーティな設定になっているようですが、1800rpmから280Nm(28.6kgm)のトルクを発生するエンジンなので乗りやすい大人のスポーツサルーンという感じでしょうか。
Jettaの一番の特長といえば、やはり何といってもその広大なトランクです。Golfでも十分な容量があるのに、さらにその後部を延長した部分は全てトランクの拡大に割当てられているわけですから、それはもう恐しいほどの広さです。数値にすると527Lということですが、大人が3人ほど入れてしまうのではないでしょうか。大きなスーツケースもいくつか入ってしまいます。昔はトランクを買うとGolfが付いてくる、などとも言われたものです。
ターボ車の方は価格もそれなりの360万円ということですが、Golf3のVR6もデビュー当初はほぼ同じ価格でしたから、装備を考えればかなりお買い得とも言えそうです。NAモデルの方は290万円と決して高くはないので、ヘタな国産車よりも価格に対する満足度は高いのではないでしょうか。といっても今の私が買い替えることはありません。私はPolo GTIの方が欲しいのですが、こちらは250万円…やっぱりJettaが安く見えますね。

