アガリクス
健康食品として販売されているアガリクスの一部製品に「発癌を促進する作用」が認められたとして、厚生労働省が「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒(かりゅう)」を販売しているキリンウェルフーズに対して販売停止と自主回収を要請し、キリンウェルフーズはこれを受け入れて販売中止と自主回収を決めたそうです。キリンウェルフーズのウェブサイトには早くもQ&Aのページが設けられており、好感の持てる対応となっているのではないかと思います。

アガリスクとは何かというと、ハラタケ目ハラタケ科のハラタケ属のキノコで、一般にはブラジル原産の和名カワリハラタケのことをさすそうです。いくつかの研究機関から抗腫瘍効果や血糖値降下作用等が報告され、「癌が治った」などと話題になったようですが、一部では副作用による重篤な肝機能障害で死亡例も報告されているということで、元々クセのあるキノコだったようです。癌が治るどころか発癌促進の作用が見つかってしまうとは、これまで愛用していた方にとってはショッキングなことでしょう。

そもそもキノコというのは古来より薬用に用いられてきましたし、幻覚作用のあるものがあったり、キノコの毒により亡くなるという方も後を絶たないのですから、気をつけないといけないものなのですよね。天然のものだからと安心してしまいがちですが、検証の済んでいないキノコにはどんな問題が潜んでいるかわかりません。まあ、今回見つかったという発癌プロモーション作用はあくまでラットを用いた試験で認められたというだけなので、人体にどれほどの影響があるものかわからないので、大騒ぎするほどのものではないかもしれません。

私は健康食品の類は一切信じないのですが、好きな人は好きですからね…十分注意して楽しんでほしいと思います。