Express Tram of DTWというわけで、今度はNorthwest Airlinesのハブ空港であるDetroit Metropolitan Wayne County Airport(DTW)に移動しました。関空からDetroitまではNorthwestに乗ってきたわけですが、アメリカでホームステイするらしい女子高生の一団に前後左右を囲まれてしまい、機中の長い旅を静かに過ごせるのだろうかと不安になりましたが、彼女らがよく寝ていてくれたおかげで始終ペチャクチャということもなく済みました。

また海外のエアラインに乗るといつも思うことですが、Flight Attendantは見た目以外の要素も日本のエアラインは素晴らしいものだと実感してしまいました。タイ航空シンガポール航空なども評判が高いようですが、やはりスチュワーデスが多くの女性の憧れの職業であるということがその質を高めることにも大きく貢献しているのではないでしょうか。Northwestの日本人スタッフも見た目や仕草は女性としてはなかなか魅力的だったのですが、CAとしてどうかというと首を傾げたくなってしまうような人でした。

ところで今私がいるDTWですが、到着デッキから入国審査を経て出発デッキに移動してみてアメリカのパワーを見せ付けられたような思いになってしまいました。この空港は基本的にデッキが一直線に並んでおり、その78あるゲート間の移動はもちろん徒歩だけでは辛いので動く歩道も備えられているのですが、それだけでは済まずデッキの上の屋内空間にExpress Tramという連絡シャトルが走っているのです。

このTramは立派な地下鉄程度の大きさはある2両編成の車両になっていて、ゴムタイヤでガイドレールの間を走行する新交通システムのようなものですが、駆動はケーブルカーのように軌道側のケーブルで引っ張る形になっているようです。そのため走行音はゴムタイヤの音とケーブルが滑車の上を滑る音と、車内の空調用のエアコンの音だけでとても静かです。室内を走るのに屋根なんて付けるから空調が必要になるのに、とその無駄に疑問を感じてしまいますが、そのバカバカしいところもアメリカらしさなのかもしれません。

アメリカならWiFiも普及していて空港内のどこでも使えたりするのではないかと期待してあちこち探ってみたのですが、どうやらそういうことはないようだと諦めて自分が乗るゲートの前でiBookを開いてみたところ、NorthwestのラウンジのWiFiから漏れているらしい電波を捕まえることができました。そこからでは感度が低かったのでラウンジの近くのゲートに移動してみたところ快調に使うことができ、3時間以上というトランジットの待ち時間をなんとか潰すことができそうです。電源も壁コンセントから取っている人があちこちに見られるので、特に私だけが咎められるということもないでしょう。

今調べてみると実はWiFiは有料だったようですが…ま、ちょっとぐらいいいですよね?といいながら帰りもきっと同じ手を使ってしまいそうですが。