いつものようにlivedoor Readerで雪崩のごとく押し寄せてくるたくさんのニュースを捌いていると、MYCOMジャーナルの
ヤフーは4日、デスクトップツール「Yahoo!ウィジェット」を発表した。XMLとJavaScriptで開発されるミニアプリケーションで、Windows / Macintoshの両方に対応している。同日よりYahoo!ウィジェットの専用ページで提供が開始されている。また同ページでは、ユーザー自身がウィジェットを開発し、公開・配布することも可能。
というニュースが目に止まりました。KonfabulatorがYahoo!に買収されYahoo! Widgetsとなった当初から日本語化されていましたから、また何かの不具合で古いニュースが更新されてしまったことになったのかと思っていたのですが、実はそういうことではなく「ヤフー」すなわちYahoo! JapanがYahoo! ウィジェットのサポートを始めたということでした。
この結果、Widget Engineはもとより各ウィジェットのメッセージもしっかり日本語化され、また標準添付のウィジェットはYahoo! Japanのサービスに対応するようになり、日本のユーザにとってはかなり利便性が向上しているのではないでしょうか。たとえば「Yahoo!メールチェッカー」は日本版のYahoo! メールに対応するようになりましたし、Yahoo! カレンダーなども日本のサービスに対応するものが提供されています。
またウィジェットを開発する側にとってもかなり便利になりました。ウィジェットエンジンのリファレンスガイドなどが全て日本語化されて提供されるようになりましたし、ウィジェットギャラリーも新たに日本版が設立されています。日本のユーザには英語のインタフェースというのはやはり負担になるでしょうから、このように日本人向けのサービスが提供されることでYahoo! Widgets自体の普及も促進されるのではないでしょうか。
今のところウィジェットギャラリーに登録されているのはYahoo! Japan提供のもの以外には10個だけ、というより早速10個も登録されていると言うべきなのかも知れませんが、私も拙作livedoor Reader Monitorの登録を申請しておきました。Yahoo!がlivedoorのサービスに対応するウィジェットを登録することに抵抗を持っていなければいいのですが…そういえばYahoo!のRSSリーダーについての評判は聞いたことがないような気がしますがどうなのでしょう?
Yahoo! Widgetsも楽しいウィジェットがたくさんあっていいのですが、あまりたくさん表示しすぎるとCPUの負荷が上がってしまうのでほどほどにとどめるのが難しいのですよね。また、Google DesktopのGadgetsやWindows VistaのGadgetsなどライバルも続々登場してきて、一つの環境に複数は必要ないでしょうからなかなか将来は厳しいかもしれません。それでもMac由来ならではのデザイン性に優れたウィジェットが多いですし、WindowsでもMacでも同じウィジェットが動くという長所もありますので、私はYahoo! Widgetsを支持していきたいと思います。