宮古島では島の南の海沿いのホテルに泊まったのですが、町の中心からは離れていてコンビニなどもないようなところで、早朝にウォーキングをしようと思っても、辺りが暗すぎて危険を感じて断念したくらいでした。おかげで非日常を感じられてとても良かったのですが、そこから町へ向かう途中の道路沿い、至る所にあったのがサトウキビ畑でした。
一面に広がっているというよりは、使っていない土地をサトウキビで埋めているような感じでしたが、まだ若いものから高さ2m以上にまで大きく成長したもの、収穫が終わっているところまでありました。栽培には十分な日照と豊富な水源が必要とのことですが、年中通して栽培できて、比較的管理しやすく、さらに塩害にも強いという、南の島にぴったりの作物ということなのかもしれません。収穫されたサトウキビを山ほど積んだ、製糖工場へ向かうと思われるトラックも何度も見かけました。
サトウキビはもちろん砂糖の原料となる作物ですが、宮古島を含む沖縄の特産とされているのが黒糖です。砂糖の製造工程で糖蜜分の分離精製を行わずに作られたものが黒糖とも呼ばれる黒砂糖ですが、この黒糖を固めてブロック状にしたものがお土産としてあちこちで売られています。以前何度か沖縄土産でもらったことがありますが、私はこれが結構好きなので、今回も自分用に何袋も買い込んできました。これも自宅のあたりで買うと割高ですが、現地では200g程度入ったものが一袋200〜300円程度で購入できるので、ついついたくさん買ってきてしまいました。
これをどうやって食べるかと言えば、そのまま飴のように舐めるだけです。飴ほど密度が高くないので、舐めているうちにボロボロになってすぐに溶けてしまうのですが、甘さも強くないのでしつこさはありません。独特の香ばしい香りと味わいがとてもいいと思います。天然のサトウキビだけが原料ですが、もちろん砂糖なので高カロリーです。食べ過ぎには気をつける必要がありますが、1日数かけらくらいならきっと問題ないでしょう。また、はちみつ同様乳児ボツリヌス症のリスクがあるので、乳児には与えないよう注意が必要です。
これらの黒糖はお土産店でも売られているのですが、現地のスーパーマーケットでも何種類も売られているので、私は食べ比べてみようといくつかの種類を買ってきてみました。一緒に行った友人らは、お土産店ではあまり買い物をしなかった私が、スーパーではカゴをいっぱいにしているのを見て驚いていましたが、やはり旅行の楽しみの一つは現地の食生活に触れてみることです。この黒糖の他にも妻への土産に沖縄風ぜんざいのレトルトパックなどを買ってきましたが、こういったものはなかなか本州では手に入りませんからね。

