何日か前のことになりますが、待ちに待った「ロード・オブ・ザ・リング 『王の帰還』」を観てきました。三部作の完結編ということで、いよいよクライマックスな訳ですが、前評判では「二つの塔の方が良かった」というような声が多かったので、幾分不安を抱えながらということになったわけですが、いやいや何の、時の経つのを忘れてしまい、3時間半という長編も全く苦ではありませんでした。ファンタジーという分野は好き嫌いの分かれるものでしょうし、人によって注目するところが違うので、私には合っている、ということなのでしょうか。それでもアカデミー賞でノミネートされた11部門すべて受賞、ということですから、一般的にも認められた作品であることは間違いないでしょう。
私は今回のロードショーに合わせて、原作「指輪物語」を最初から読み直す、ということをやっていたのですが、結局最後までどころか半分ほどしか読み終えることができませんでした。それでも物語のバックグラウンドについて思い出すことができたので、収穫は十分だったと思います。で、今現在のところはというと、やっと二つの塔が終わるところです。これからは映画を思い出しながら読み進めることになります。とはいっても、例のばあさんは映画では第三部に登場してきた訳ですが。
ところで近所の書店をぶらぶらしてきたところ、思いがけず楽しい本を見つけました。まだこれから、というか原作を読み終えてから読んでいくつもりですが、パラパラと見たところでは解説本としては珍しく、楽しげな構成になっています。

僕たちの好きな『指輪物語』別冊宝島 (966)

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