ハチ・ハチ北翌日以降が心配…

スノーボードのブーツを買い換えスタッドレスタイヤも購入し、シーズンに入る前から早々に準備は万端という状態にはなっていたものの、週末の予定が合わずになかなかゲレンデに行くことができなかったのですが、昨日はようやく初滑りを楽しむことができました。次男の幼稚園で仲のよい5家族で、4台の車に乗ってハチ北スキー場に行ってきたのです。

ハチ北というのは関西圏では非常にポピュラーなスキー場で、大阪からでも150kmほどという日帰り圏内にあるにも関わらず、そこそこの規模と雪質で幅広い人気を集めています。この辺り一帯にはいくつものスキー場がありますが、特に上級者の人気では他を寄せ付けないのではないでしょうか。しかし一方でファミリー向けの施設も充実していて、キッズパークではソリの他にタイヤチューブによる雪上ラフティングなども楽しめて、小さな子供達も大喜びです。

今回ハチ北に行ったのは、メンバーの中にハチ北のシーズン券を購入して通い詰めている人がいるためでもあるのですが、実は私はハチ北にはほとんど行ったことがありませんでした。というのは、ハチ北はスノーボーダーへのゲレンデの解放が遅かったためで、私が若くスキー場に通っていた頃はまだスノーボードのできないゲレンデだったためです。その話をしたら「それは一体いつの話か」と笑われましたが、そんなハチ北も実はコース幅が広くスノーボード向きで、今回見た感じではスキーヤーとスノーボーダーは半々くらいだったのではないでしょうか。

ということで順序が逆になりましたが、コンビニに朝5時集合というかつてない早い時間の出発だったおかげで、途中は渋滞らしいものも一切なくスムーズに、ゆとりを持っていくことができました。しかし前の晩にも雪が降ったらしく、国道を外れたあたりから道路は雪に覆われてきて夏タイヤではとても走れない状態となっていましたが、おかげで私は「このまま雪の上を走ることなく終わってしまうのではないか」と心配したスタッドレスタイヤの威力を実感することができ、変な満足感と共にゲレンデに到着したのでした。

長男は昨年スキースクールに入れ、その後も1回滑りに行っているので今回も滑る気満々でスキーを履いていたのですが、次男の方はこれまでソリのみだったので今年がデビューの年となりました。ただし、本人に「スキーとスノーボードどっちがいい?」と聞くと何回聞いても「スノボー」と答えるので、次男の方はもう一人の子と一緒にスノーボードのスクールに入れてみることに。兄弟で違うことをされると道具の使い回しが効かなくて非効率的ですが、まあ仕方がありません。

親どうしで「帰ってきて何と言うかな?」と言いつつ迎えに行った妻をスクールよりも下のキッズパークで待っていると、リフトで降りてくるのかと思っていたらさんざん転びながらもゲレンデを滑り降りて来るではないですか。たった90分の講習でこんなに…と思いましたが、子供の場合は恐いもの知らずなだけに基礎の基礎さえ教えてもらえれば身体で覚えて滑れるようになってしまうのかもしれません。長男の方も何も教えなくても去年よりはるかに上達していて、子供の吸収力をまざまざと感じることになりました。

私の方はといえば初めて履いたブーツが足に馴染んでいないせいか痛くて仕方なく、「高かったのに、こんなはずでは…」という状態でした。それでも我慢して滑っていたのですが、新しいブーツに合わせたセッティングが決まっていないせいか思うようにターンを切ることができず、今一つ消化不良といったところです。そうこうしているうちに太ももの裏側(ハムストリング?)が悲鳴を上げてきたので、午後3時頃に勝手に打ち切って、さっさと普通の靴に履き替えてしまいました。このブーツを脱いだ時の感覚はまさに極楽、この快楽のためにスキーをやっているのではないかと思ったことさえあったものです。

とはいえ、最初にリフトに乗ったのは朝9時前でしたから、何度も休みながらではあっても6時間の間にリフトには10本以上は乗りましたから、とりあえず1日券の元は取ったはずです。今回は事前登録とメール文面のプリントアウト持参が必要な「仲良し親子プラン」というのを利用したのですが、下の方のゲレンデばかりで滑っていたので「エリア券」というので十分だったようです。それじゃもったいないからと言ってわざわざクワッドリフトに乗ってちょっと上まで行きましたが、長男にはまだ急すぎたようなので次回は無理せずエリア券にしたいと思います。私も今の体力では…

ということで子供もかなり楽しかったようなので「もう1回みんなで行きたいね」ということになったのですが、その時は私の調子ももうちょっとマシになるでしょうか。また今回は妻は滑らず下でだべりつつ待っていただけなのですが、次男も滑るようになってしまったので次はそういうわけにも行かないでしょう。そもそもせっかくゲレンデにいるのにもったいないと思うのですが…