2006 British GP

Formula 1世界中のスポーツメディアがサッカーのワールドカップ中心の報道となる中、Englandが初戦を勝利で飾った直後の週末に近代F1シリーズ最初のグランプリが開催されたという伝統のサーキット、Silverstone CircuitでイギリスGPが行われました。

イギリスに本拠地を置くいくつかのチームにとってはホームグランプリとして気合いの入る一戦となりますが、サーキットからほど近いLeafieldファクトリーを構え、多くのイギリス人スタッフを抱えるSAF1でも第2のホームグランプリという扱いになるようです。フリー走行で琢磨がSAF1で初めてのクラッシュを演じてしまった際にはクルマをファクトリーに搬送して手早く処置を施すことが出来たということで、不幸中の幸いというところでしょうか。

予選では車検で引っかかりアタックが出来なかったというバトンが第1ピリオドで脱落してしまうという番狂わせがありましたが、決勝グリッドのポールポジションは順当に4戦連続のアロンソ、2番グリッドに今季初のフロントローとなったライコネン、セカンドローにミハエルとマッサが並ぶという結果になりました。ライコネンとマクラレンはようやく復活の兆しか、といった感じですが、見ている側としてはもはや今季は諦めムードになりつつありますね。

スタートはアロンソが無難に決めて上位陣はほぼそのままの順序で1コーナーを抜けていきましたが、その直後にラルフ、スピード、ウェバーの絡むアクシデントがあり、そうそうにセーフティ・カーが導入されてしまいました。その後の再スタートもアロンソが上手くこなし、序盤こそライコネンとの差は大きく広がらなかったものの、中盤以降は完全な独走態勢でした。ミハエルはライコネンに抑えられてしまいアロンソの追撃に手こずることになってしまいましたが、ライコネンをあっさり抜き去るほどの差もなかったということで仕方ありません。ピットワークの間に順位を入れ替えて2番手に上がりましたがもはや手遅れといったところです。

不本意な19番手から12位まで追い上げていたバトンはわずか10周でエンジンから炎を上げた後、自分のオイルに乗ってスピン、サンドトラップにクルマを止めてホームグランプリでのレースを終えることになってしまい、地元のファンもガッカリしたことでしょう。

終盤には4位に上がっていたフィジケラがライコネンを追いかけ回すところまで行きましたが一歩及ばず、ポディウムにはアロンソ、ミハエル、ライコネンの3人が上る結果となりました。バリチェロは10位、最後尾スタートのトゥルーリは11位に終わり、日本メーカーのワークスはなかなか輝きを取り戻せずにいます。

SAF1は久しぶりの2台完走を果たすことができ、フランスGPで投入予定という新車SA06が待ち遠しい限りです。また今GPからサードドライバーとしてチームに加わっている山本左近に対する期待も高まるばかりですが、井出と同じ目に遭ってしまうようなことのないようまずはテストで十分な経験を積み、チームのデータ収集で貢献してから満を持して正ドライバーの座について欲しいと思います。

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