Picasaそろそろ”Google”というカテゴリーを作らなければいけないのではないかというほどGoogleによるサービスやソフトウェアが続々公開されていますが、今度は私も愛用している画像管理ソフトPicasaと連携した画像共有サービス”Picasa Web Albums“のテストサービスが開始されました。Googleのアカウントを入力して利用を申し込んでしばらくすると招待メールが届き、ログインすることができるようになりました。

サービスの利用にはPicasaのVersion 2.5のインストールが必要ですが、このバージョンはPicasa Web Albumsにログインしてからでないとダウンロードすることができないようです。また、今のところ用意されているのは英語版のみなのですが、以前の日本語版が公開される前に英語版であったような漢字フォルダ名の文字化けもなく、メニューやメッセージが全て英語になっている以外は特に動作に支障はないようです。

Picasaとの連携というのは、Picasaで画像を選択して”Web Album”というボタンをクリックするとメニューが出てアップロードすることができる、という形のもので、日頃写真をPicasaで管理している私のような人にとってはかなり便利に使うことができるサービスなのではないでしょうか。私もさっそく数枚の写真をアップロードしてみましたが、いとも簡単にウェブアルバムを作成することができてしまいました。

無料版サービスでは250MBまでの容量を使うことができるということですが、1GBからスタートしてどんどん容量を増やしているGmailと比べるとちょっとケチくさい気もしますね。テスト版だからということで今後増強されるのかも知れませんが、ユーザの意志では簡単に使い切れないメールとは違って、どんどんアップロードできてしまう画像ではちょっと渋くなっているのかも知れません。年間25USDを払うと6GBが利用できるようになるということですが、残念ながらアメリカ在住のユーザのみが対象のようです。

このPicasa Web Albumsは明らかにYahoo!に買収されたFlickrを意識していると思われますが、Flickrと比べるとユーザ間のコミュニケーションが希薄な感じがして、フィルムやカメラのメーカーのウェブアルバムのサービスに近い印象があります。操作感はきびきびしていてメニュー構成なども洗練された印象があり、従来のサービスとは一線を画しているような気もしますが、Flickrのような見知らぬ他人の写真を見るという楽しみには向かないかも知れません。

とりあえずFlickrから移行しようとまでは思わないものの、普段愛用しているPicasaからこれだけ手間をかけずにアップロードできてしまうとなるとFlickrと並行して利用していくことにはなりそうです。現在のテスト版がベータ版になる頃にはさらにサービスが充実しそうでもありますし、Googleならではの画期的なサービスも始められることになるかも知れませんので、今後を楽しみにしたいと思います。

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