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別府旅行

またまた盛りだくさんの旅。

いつも激安ツアーを提案してくれる職場のZさんですが、今回も阪急交通社の商品から見つけてくれたのが九州までの新幹線往復が5550円という驚きの激安ツアーです。通常は片道でも12620円もかかるところが往復でこの料金というのは異常な安さです。なにかカラクリがあってこれだけ安くすることができるのでしょうが、逆に考えると通常料金ももっと安くできるはずなのではないかとも思ってしまいます。今回はこの新幹線と激安レンタカーを組み合わせて、日帰りで別府まで行って温泉に入ってくるというプランで、昨年長崎と鹿児島に行ったのと同じI君と3人で決行してきました。

小倉駅で新幹線を降りてレンタカーを借りて、まっすぐ別府市内に向かってまずは東洋軒で昼食です。こちらは大分名物とされている鶏肉の天ぷら、とり天の発祥の店と謳っていますが、地元でも人気の中華料理のお店で、非常に大きな駐車場を持っていて驚きました。12時前に到着したときには十数人が待っていましたが、回転が早いようで10分も待たずに入れたのではないかと思います。私はこちらで名物のとり天と、角煮ラーメンをいただきました。昼食には多すぎるだろうとは思ったのですが、どちらも非常に美味しくて、朝食がパン1枚だけだったこともあってすべて一人で食べきってしまいました。角煮ラーメンは大きな角煮がゴロゴロ入っていて、麺は博多ラーメンのように細かったのが印象的です。

腹を満たしたあとは観光ということで別府地獄めぐりをしました。様々な形態で湧出する源泉「地獄」を見て回るというものですが、以前家族で別府に行ったときは子供が小さかったこともあって見なかったので、西日本の中学高校では修学旅行などでの定番だそうですが、私は初めてでした。「地獄組合」という組合に属している7つの地獄は7枚綴りのチケットで割安に見て回ることができるので、私達もこれを購入して順番に見ていきました。

正直なところ最初はあまり期待していなかったのですが、なかなかどうして地獄は変化に富んでいてそれぞれ特徴的で、この年齢になったからこそなのかもしれませんが、とても面白かったです。青い水を海に見立てた海地獄は予想以上に青くて驚きましたし、灰色の泥沼がぷくっと湧く鬼石坊主地獄はなかなかうまく写真に撮れないのがもどかしくも楽しく、鬼山地獄では温泉の熱を利用して飼っているというワニの迫力が凄かったです。しかし、時間がなくてどれか一つだけ行くというのならいろいろ楽しめるかまど地獄がいいでしょう。最も経営努力しているようで、韓国人観光客の一団など大型バスもたくさん訪れていて群を抜いて賑わっていました。

地獄を一通り楽しんだあとは鉄輪むし湯で温泉に浸かってきました。こちらではむし湯、つまりサウナになっているのですが、狭い石室の中で石菖という藁のような薬草の上に横になるという独特の形で温泉を楽しむことができます。その後で通常の湯に入ることももちろんでき、なかなか良い体験ができたと思います。ただ、むし湯の部屋は一度に4人までしか入れないということもあり、時期的に混雑することがあるかもしれませんが、一度は体験してみると良いのではないでしょうか。

体の芯からポカポカになってから、食事の前に明礬温泉の岡本屋売店へ行って「地獄蒸しプリン」を自分たちのおやつと、家族へのお土産のために買ってきました。その場でいただく分はちゃんと陶器の器とスプーンで出してくれるので、プラスチックの容器のまま出してくるのとはそれだけでもかなり気分が違います。さすがに持ち帰りの分はプラスチックの容器になってしまいますが、濃厚でクリーミーなプリンをほろ苦いカラメルソースとともにいただくというのは同じです。260円と安くはないプリンですが、その値段以上の味わいはあるでしょう。

最後は市内中心部に戻って地元の人気店らしきろばた仁で関さばのお造りなど夕食をいただいてから、慌ただしく小倉駅へ戻ってレンタカーを返し、新幹線で帰宅しました。別府から北九州までは2016年から東九州自動車道で繋がっているのですが、多くの区間が片側1車線の暫定2車線での開通となっているため、ちょっと遅い車がいると詰まってしまうのが問題です。大抵の場合は規制速度では走っているので、その速度で計算しておかなければいけないのですけどね。まあ、レンタカーはなんとか時間内に返すことができて、余裕を持って新幹線に乗ることができたので結果としては問題ありません。

ということで、今回も日帰りなのに非常に盛りだくさんの旅行となりました。あまり詰め込みすぎず余裕のある日程だと思っていたのですが、蓋を開けてみれば地獄めぐりが思いのほか充実していたためでしょうか。今回は今回で楽しかったので良いのですが、次はまた泊まりでゆっくり温泉を楽しみたいと思います。

鹿児島旅行

桜島は姫路市民にとっての白鷺城のようなものなのでしょう。

台風25号はなんとか日本海側に逸れて沖縄、九州以外では気温がかなり上がっているくらいで特に被害はないと思いますが、地震や台風、豪雨など今年は日本中が自然災害に見舞われる大変な年となっています。これだけ連続するようなことがこれまでにあったような記憶はありませんが、一体どうなっているのでしょうか。台風21号「チェービー」も大きな被害をもたらした台風で、死者13名、負傷者912名という人的被害もさることながら、高潮により関西国際空港の滑走路やターミナルビルが浸水し、連絡橋にタンカーが衝突して損傷するなど物的被害も甚大なものでした。

この台風が上陸する本当に直前の9月2日から2日間、私達はよりにもよって飛行機で鹿児島へ行っていました。先日の長崎日帰りツアーと同じくZさんとI君と、神戸空港からスカイマークの直行便に乗って鹿児島空港へ降り立ち、ワンズレンタカーの激安レンタカーを借りてのいつもどおりの弾丸ツアーですが、いつもと違うのは宿泊するということでした。

まずは鹿児島市の観光スポット、島津氏の別邸があった仙巌園を訪れました。私は昨年ブラタモリで紹介されていたので知っていたくらいですが、NHK大河ドラマの西郷どんの舞台となっているので鹿児島の街自体が人気となっているようですね。まずは松風軒のランチで腹ごしらえをしてから園内をじっくりと見て回り、その後鹿児島市の繁華街という天文館へと向かい、鹿児島といえば、の天文館むじゃきの白熊を食べて、西郷隆盛像を見てから宿へと向かいました。

泊まったのは指宿海上ホテルという、外観はうら寂れた感じの温泉宿ですが、接客の評判が非常に高いということでした。実際、従業員はみな大きなホテルにはない暖かさを感じる接客で、とても気持ちよく過ごすことができました。また、台風が接近していたためか日曜日の宿泊だったためか宿泊客が少なかったので、スイートルームのようなかなり広い部屋に割り当ててくれたのも嬉しいポイントでした。ここではホテル内で砂蒸し風呂を楽しむことができるということで、貴重な体験をすることができました。

翌朝はまだ暗いうちに一旦ホテルを出て薩摩半島南端の長崎鼻にある薩摩長崎鼻灯台へ行き、日の出を見てきました。ここでは背後に美しい形の開聞岳を見ることもできますが、当日はやはり台風上陸の前日ということで雲が多く、水平線からの日の出は拝むことができませんでした。ホテルへ戻る前にはこの近くにあるJR最南端の駅、西大山駅にも立ち寄ってみましたが、残念ながら列車が通るのは1時間に1本以下という寂しい路線なので、My旅切手のように列車と一緒に写真に収めるというわけには行きませんでした。

ホテルに戻って朝食を食べてチェックアウトしたあとは指宿スカイラインを通って鹿児島市街へ戻り、桜島フェリーに乗って桜島へと渡りました。ここで乗ったのが1日1便のよりみちクルーズという、
まっすぐ桜島へ渡るのではなくちょっと南側に回り道をしてくれるというもので、普通は15分のところを50分乗っていられるのです。旅客運賃はわずか500円で、通常運賃が160円と非常に安いので割合としては大きいですが、車両は4m未満なら1150円と1490円の差だけなのでほとんど誤差です。これでゆっくり遊覧航行が楽しめるというのですから、時間が合えば、というより合わせてでもぜひ乗るべきだと思います。

桜島ではいくつかの展望所を回っていろいろな角度から桜島を眺めてきました。ここでは日常茶飯事なのでしょうがこの日はちょうど噴火が起こっていて、山頂付近から黒っぽい噴煙が黙々と湧き出ているのをはっきりと見ることができ、こんな活火山のすぐそばにこんなに大きな街があるというのが改めて不思議に感じられました。黒神埋没鳥居などもみるとそれはなおさらです。

そのあとは霧島神宮を見てから空港へと向かい、帰路へと就きました。しかし台風が来ているというのに飛行機で行くというのも無茶でしたが、特に問題なく帰って来れたのは幸いでした。もしもこれで足止めを食らっていたら、翌日にも戻ることはできなかったかもしれず、いったい皆にどう言い訳すればよいやら…まあ何事もなく本当に良かったですし、旅行自体大変楽しむことができました。

長崎日帰り旅行

またしても充実の一日。

昨年9月末に職場のZさんに誘われて行ってきた、新幹線で福岡・佐賀日帰り旅行という強行軍がなかなか楽しかったので、またぜひという話をしていたら、年末にまたお誘いがあって今度はZさんとI君という歳の近い3人で長崎まで行こうということになりました。私の高校は修学旅行が毎年あるのに東北、北陸、北海道となぜか北の方ばかりだったので、長崎県に足を踏み入れるのは初めてでした。前回の佐賀県も初めてだったので、着実に全都道府県を制覇しつつあり、今回の長崎県入りでおそらく未踏なのは宮崎県と鹿児島県のみとなります。

さて、今回は行きの新幹線に6:37乗車ということで自宅をまだ暗いうちに出て、始発のバスに乗って駅へと向かいました。このツアーはセールで非常に安い代わりに、乗車する列車を選ぶことができず、乗り遅れると無効になってしまうというのが焦ってしまうところですが、無事に乗車してしまえば博多までは寝ていても着いてしまうので楽ちんです。博多到着後は前回同様タイムズカーレンタルで日産ノートを借りて長崎へと向かいましたが、九州自動車道と長崎自動車道を利用すると2時間もかからないので便利なものです。

長崎では市営駐車場に車を停めて長崎新地中華街へと歩いて行きました。2月後半から行われる長崎ランタンフェスティバルに向けて準備が進められているところで、中華街にもたくさんのランタンが飾られていました。長崎といえば長崎ちゃんぽんでしょう、ということで中華街へ行ったのですが、その中のどの店が良いのかなどさっぱりわかりません。さてどうしよう、と思った時に店先でお姉さんが声を掛けてくれた龍園新館に入ってみたのですが、ここの「特別サービスコース (6品)」というのが食べたかったのものは全て入っていて、美味しくて量もしっかりあって良かったです。特にちゃんぽんや皿うどんは私がこれまでに食べたものとは違う美味しさでした。薄味で物足りないという評価もあるようですが、関西の味に慣れた私達にはちょうどよかったようです。

食後はまたぶらぶら歩きながらオランダ坂へと行ってみました。行ってみてもどれがオランダ坂という坂なのかよくわかりませんでしたが、あの辺りの外国人が多くいた地域の坂の総称のようですね。東山手十三番館と十二番館などの洋館が残っていて風情がありましたが、神戸の異人館に慣れてしまっていると同じように見えてしまうのが残念でした。しかし、こちら長崎のもののほうが歴史の重みは感じられたように思います。ただ、どれだけすごい坂なのかと思っていましたが、斜度20%というところはありましたが、私が子供の頃住んでいた川崎市宮前区も坂だらけの町だったので、びっくりするほどではありませんでした。

ただ、この歳になると坂を登るのはやはりしんどいので、グラバー園に向かう坂にグラバースカイロードという斜行エレベーターが設置されているのは大変ありがたかったです。斜行エレベーター自体は私の自宅マンションにもあるので私にとっては全く珍しいものではないのですが、こうして一般の方々が無料で利用できるようになっているのは画期的ですね。近隣のご老人などは大いに助けられているのではないでしょうか。

グラバー園はイギリス商人のグラバーらの屋敷があったところに市内の他の建築物を移築して作られた公園ですが、長崎市内随一の観光地ということなのか、それまでチラホラとしか観光客は見なかったのに、ここだけは国内外からの観光客で大いに賑わっていました。修学旅行らしき中高生の姿も多く見られましたが、しかし彼らが楽しめるような観光地ではないように思います。私たちもこの歳になってこそそれなりの関心を持って見ることができますが、若い人向きとは言えません。なおこの近くには国宝でもある大浦天主堂がありますが、外壁工事が行われていて美しい姿を見ることができませんでした。これは非常に残念でしたが、もう一度長崎を訪れた時のお楽しみができたということにしておきたいと思います。

このあと浦上天主堂(カトリック浦上教会)にも行ってみましたが、こちらは原爆により破壊されたあと60年ほど前に再建されたもので、教会の建物としてはそれほど古いものではありません。近くに当時の鐘楼の遺構が保存されているものの、教会本体を廃墟として残さなかったことを惜しむ声もあるとのことですが、信徒にとっては再建こそ必要なことだったのは間違いなく、外野がとやかくいうことではないでしょう。

平和祈念像のある平和公園と爆心地公園、そのすぐ近くにある原爆資料館も見学してきましたが、どうしても広島のものと比較してしまいます。世界最初の被爆地ではないから、ということではないでしょうが、日本の端に近いからなのか、広島の方がどうしても目立ってしまっているのは否めません。しかし、資料館そのものは広島よりも新しく整備されていて、展示の趣向も若干異なっていて興味深いものでした。

このあとは博多へ戻って九州創作酒場 博多 笑門でもつ鍋その他で満腹になり、駅ビル内でお土産を購入して、いよいよ帰途に就きました。今回もまたまた盛り沢山な一日となりましたが、前回ほどあちこち移動していないので慌ただしくもなく、それでいて充実感があって良かったと思います。やはりあまり移動で時間を取られてしまうのはもったいないので、このくらいが良いのかもしれません。

次回は一泊してもっと南の方へ行こうかなどとも話していましたが、博多ばかりでなく金沢というコースもあるとかで、金沢にも美味しいものが色々ありますし、このところ寒いせいもあって温泉でのんびりなんていうのも魅力的に感じられます。家族を放り出してそんなに遊んでばかりでいいのかと思われるかもしれませんが…弁解はできません。