このところ、日本の広い範囲で熊が出没して人間を襲うというニュースが非常に多くなっています。昨年まではこれほど騒がれていなかったので、本当に急に熊が出てくるようになったのか、これまで他のニュースに隠れていただけなのではないか、とも思ったのですが、ちょっと調べてみると実際に熊の頭数が増えて生息域も拡大しているそうです。
これまで日本の熊は食料を求めて山を降りてくるだけで、臆病な動物なので人間がいると分かったら恐れて逃げていくと言われてきました。そのため熊鈴をつけて対策したりしていたわけですが、それは人間の肉を食べたことがない熊だけの話であり、一度その味を知ってしまったら人間を食料としてみて襲ってくるのだそうです。「熊鈴はおやつのお知らせ」なんていう話もあり、こうなってしまうともう恐ろしい猛獣でしかありません。
しかしそんな状況でも熊の駆除に対して「子グマだったのになんで殺すんだ」とか「麻酔銃で眠らせて山に帰せたのではないか」といった苦情を寄せる人が未だにいるらしいというのはまったく理解できません。一度村落などに出てきて食料があることを知ってしまった熊は、山に帰したところで何度でもまた戻ってくるでしょう。その程度のことがなぜわからないのかと思いますが、わかっていて言っているのでしょうか。
猟友会への手当てを引き上げる動きもあるとのことですが、これまでほとんどボランティアとしてやっていたというではないですか。生命の危険を伴うことなのに、時給1500円とか日当5000円ではまったく割に合わないでしょう。感謝されこそすれ、非難される謂れはありませんよね。
この熊の急増が今年だけで済むとは思えず、来年以降もまだ増え続けるということになったら本当に熊との戦争のようになってしまうのではないでしょうか。それこそ自衛隊の出動なども検討する必要が出てくるかもしれませんが、自衛隊も熊と戦う訓練はしていないでしょうからね…

