インターネット上のフリーな百科事典であるWikipediaはこのブログを書く私にとってもなくてはならない存在となっているわけですが、いつまでも利用できるものと勝手に思いこんでいたこのWikipediaの運用資金があと3~4ヶ月で底をつき閉鎖されてしまうなどという話が持ち上がってきました。実際にはそれはちょっとした誤解で、現金として保有しているのが3~4ヶ月分であるということだったようですが、広告を掲載しないと宣言して寄付金で運用しているWikipediaにとってはその運用資金の確保というのはなかなか難しい問題もあることと思います。
WikipediaほどのサイトであればGoogle Adsenseなどのコンテンツマッチ広告を利用すれば簡単に黒字化できてしまうのではないかという気もしますが、そうして広告を掲載してしまうとそのスポンサーの影響を排除することが難しくなってしまうので、収録されている記事の公平性を考えるとあまり歓迎できることではないようです。結局そうなると寄付、それもあまり大口でないものが好まれることになるのかもしれません。
ということで、私もさんざん便利に利用させてもらっているものの、記事の内容については誤字の修正くらいの貢献しかしたことがなかったので、今回思い切って寄付してみることにしました。「思い切って」とは言いましたが、金額としてはほとんど雀の涙ほどのものです。それでも全くしないよりは何かの足しにはしてもらえることでしょうし、チリも積もればというものです。こうして記事にすることを狙ったというのも否定はしませんが、「しない善よりする偽善」というキャッチフレーズもあります。まあ、Wikipediaに寄付することが「善」とは言えないのでちょっと違いますが。
寄付はいくつかの方法で受け付けられていますが、私のような小口であればPayPalが簡単で良さそうなのでこれを利用しました。PayPalのアカウントがなくてもクレジットカードさえあれば簡単に利用できるのではないでしょうか。また現金での寄付の他、CafePressの商品を購入するとその金額の20%が寄付されるというものもあるので、完全な寄付というものに抵抗のある人はこれで何かWikipediaグッズを購入するのもいいかもしれません。ただし純粋に寄付のことだけを考えると20%というのはあまり効率のいい方法ではありませんね。
このWikipediaが素晴らしいのはそれぞれの分野に深い造詣を持つ人達が執筆しているために、項目によっては市販の百科事典よりも濃い内容が記載されているという深さがあることと、ウェブならではのハイパーリンクにより縦横無尽にキーワードを拾って調べていくことができるという水平方向の広がりがあることにあり、他に代用できるものはないことですし、これなら多少の金額は支払っても決して惜しくはないと私は思っています。寄付というものが文化的に根付いていると言えない日本ではなかなか抵抗があるかもしれませんが、これを機によく利用しているという方はちょっとだけでもぜひどうでしょうか?
