パソコンのOSといえば、普通の人はWindowsか好きな人でせいぜいMacOS、新聞紙上で話題のLinuxあたりも名前だけは聞いたことがある、といったところでしょうが、99%以上の人は「Zetaって何?」といった感じでしょうか。

私はその前身であるBeOSで遊んでみようとしていたことがありますが、軽量でマルチメディア機能に特化した斬新なOSであったものの、いかんせんドライバ類のサポートが弱かったため実用には至りませんでした。そのまま開発元のBe社はPalmに事業を売却して消滅してしまいました。それももう何年も前の話となってしまい、さすがに古さが隠し切れなくなってしまいました。しかし、BeBitsにはフリーソフトウェアが充実していますし、日本にもJPBEという強力なコミュニティが存在し、熱心なファンが今でも盛り上げ続けています。

ZetaというのはそのBsOSの当時のソースをベースに開発を進めたもので、スクリーンショットを見ると今でもBeOSの面影を濃く残しているようです。

そのZetaをバンドルしたPCが発売されるということで私も興味は湧きますが、一体これを購入するという人はどれくらいいるものなのでしょうか。できれば色んなOSからユーザが好きなものを選んで使うような状況になると嬉しいと思いますが、アプリケーションの互換性というのも重要ですから、現実には難しいでしょうね。開発元にとってはそんなにいくつものプラットフォームに対応したアプリケーションの開発などできるものではないでしょうから。

といいつつ、私はマイナー路線でFreeBSDを使い続けていますが、自宅でメールやウェブを使っている限りではさほど不便を感じることもありません。それも好きでないとできないことでしょうが。