アース製薬効き過ぎ?

普通に生活していると気づかないけれども、ふと振り返ってみるといつの間にかなくなっていたり、以前はなかったというようなものが日本には結構あると思います。私は4年弱日本を離れていたので、「え? 今は違うの?」というようなことがよくあって、これぞまさしく浦島太郎の心境だろうと思います。逆にそういう感じなので、今は前よりもっといいものがあるに違いないとも思うようになっていて、それが今回の蚊用殺虫剤でした。

今から20年前に独身寮にいた頃は部屋で金鳥の渦巻を焚いて建物じゅうに煙を漂わせていたのですが、さすがに当時でも渦巻きはあえて古風なものを狙っただけで、主流はかとりマットアースノーマットだっただろうと思います。でもあの蚊取り線香の香りは雰囲気があっていいではないですか。

で、4年も経てばなにか新しい物が出ているに違いないと調べてみると、今ならスプレータイプが一番良く効くということでした。スプレータイプと聞くと即効性はあっても長持ちしないような気がしてしまいますが、12時間や24時間もの間効き目が続くというのはまさに技術の進歩というものでしょう。というわけで、アース製薬アースおすだけノーマットロングスプレータイプ 200日分というものを購入してみました。

アース製薬 おすだけノーマットロング スプレータイプ 200日分

スプレー1本で200日分もあるというのも驚きですが、基本的に1日1回スプレーすれば十分なので200回分ということになりますが、1本で2部屋賄おうとすれば当然100日分ということです。しかし、毎日必要というわけでもないでしょうから、今年はこの1本で持つのではないでしょうか。

今回購入したロングタイプというのは除虫効果が24時間持続するというものなのですが、シュッと一吹きするだけでそんなに長持ちするというのは驚きです。どうやら噴射した薬剤が一旦壁や天井に付着して、それが時間をかけて気化することで長時間効果を発揮するということのようで、それを思いついた人も実現する技術を生み出した人も大したものです。また効き目も十分で、気づくと弱った虫が床の上にいたり、ヨロヨロと降りてきたりしていますが、その一方で匂いもなく目がチカチカしたりするようなこともありません。スプレー1本で700円ほどというと高く感じるかもしれませんが、これで一夏快適に過ごせるのであれば安いものではないでしょうか。

ちなみにミシガンにも蚊はいたのですが、日本のものよりやや大きく、免疫が無いせいか刺されると何日も腫れが引かないので参っていました。その後もしばらく残ってしまうので厄介だったのですが、このスプレーがあったら効いたのでしょうか。それとも日本の蚊でないと効果はないのでしょうかね。

もうひとつちなみに、全国的な企業であるアース製薬の本社は東京にあるのですが、実質的な本社機能や工場・研究所は赤穂市坂越にあるそうです。ここは結構な田舎で、その直ぐ側には私が気に入っていた丸山県民サンビーチという海水浴場があるので建物の前は何度となく通っているのですが、私がそこへ行くのは週末なのでいつも人気がなく、倉庫か何かなのだろうと思っていました。ということでちょっと離れてはいますが一応地元企業ということで、今後は他社よりはアース製薬の方を応援しようかと思います。