コンパクトカーブームの先駆けとなったトヨタのヴィッツが6年ぶりにフルモデルチェンジしました。不景気の日本に低価格・スモールサイズながら高品質な車を提供し広めた先代に対し、今度は「正常進化形」と言うべきキープコンセプトのモデルチェンジとなったようです。
外観デザインは先代のイメージをうまく残しつつ、全体的にふくらみを持たせた新しいデザインとなっているようで、安っぽさを感じさせないものとなっています。内装は先代の丸基調のデザインから一転して、インパネからセンターコンソールやドアハンドル部に連続させているなど斬新なものとなっていて、ウェブサイト上の写真を見る限りでは高級感のあるスポーティな雰囲気に感じられます。
エンジンは先代同様1.0L、1.3L、1.5Lの3排気量4種ですが、1.0Lのエンジンは新開発だそうで、22km/Lの燃費を誇っていますが、これにアイドルストップ機能を追加したIntelligent Package仕様車では24km/Lにもなるということです。アイドルストップ機能は都市部の渋滞の多い地域では威力を発揮するでしょうが、逆に郊外の流れのある道路ではほとんど効果が望めないので注意が必要です。2WD車のトランスミッションはCVTが採用されていますが、これは日本のコンパクトカーの主流となっているところです。
価格は仕様により105〜160万円となっていますが、コストパフォーマンスはかなり高いのではないでしょうか。やはりトヨタの車作りは日本車の中でも抜きん出たものがありますし、何より他社とは格段の差がある優れたディーラーの営業力でかなりの台数が売れることでしょう。後を追ってフィットのモデルチェンジもあるでしょうが、それまではヴィッツとカローラで登録台数のトップを争うような状況になってしまうのではないでしょうか。
