旅行といえばお土産がつきものですが、青森土産といえば何があるのでしょうか。生ものではリンゴや海産物など、あとはそれらの加工品もあるでしょうか。しかしそういったものを買って帰っても妻が喜ぶ姿はあまり想像できません。青森を発つ日の午前、土産物を買うために青森駅そばにある青森県観光物産館アスパムというところに寄ったので、やはり何か甘いものがいいのではないかと探してみたところ、「久慈良餅」というものを見つけたので買ってみました。

この前の晩は青森駅から車で30分ほどのところにある浅虫温泉に泊まっていたのですが、この久慈良餅は浅虫温泉の名物とされているもので、浅虫温泉にある永井久慈良餅店が製造・販売しています。購入してみたのは、これも何かの縁だと思ったからでもあります。

米粉にこし餡と砂糖を混ぜて蒸した素朴なお菓子で、ういろう蒸し羊羹に似たものと言えると思います。切り分けて食べてみると、ういろうなどと比べても粘り気が強く、甘さは控えめに感じました。また、ところどころに胡桃の実が練り込まれていて、食感と香ばしさで味に変化を加えています。

食品添加物が入っていないので賞味期限が1週間ほどと短く、お土産にする場合には注意が必要です。私もこれに気づかず購入して、妻に言われて初めて知ったのですが、この短い賞味期限のせいで通販などにもあまり向かないのではないでしょうか。取り寄せてもすぐに食べなければいけないというのはちょっとしたハンデになると思われます。それでもとても美味しかったので、機会があればぜひ試してみていただきたいと思います。

なお、この久慈良餅については「週間あんこ」でも詳しく紹介されているので、こちらも見ていただけるとどんなものかよくわかるのではないかと思います。