Formula1の2005年シーズン開幕戦となるオーストラリアグランプリがメルボルンで開催されました。今シーズンはレギュレーションが大幅に変更され、その最初のグランプリということで各チームとも手探りの部分が残るレースとなり、結果は全く予想できない状態でした。

今回はオーストラリアでの開催ということで日本との時差の問題もなく、ヨーロッパラウンドのように深夜の放送を眠い目をこすりつつ半分眠りながら観るのではなく、昼間にテレビ中継を見ることができ非常に助かりました。と言いつつも寝不足のためか、はたまた条件反射的なものかはわかりませんが、結局チェッカーフラグを受けるところは後でビデオで見ることになってしまったのですが…

それはともかく、今回はフィジケラが見事ポールポジションから自身2度目の優勝を遂げるという結果に終わりました。3位にもアロンソが入り、ルノーが強さを見せつける結果となったわけですが、予選では2番手にトヨタのトゥルーリが入り、本戦4位にレッドブルのクルサードが入るなど、なかなか面白い展開を見ることができたのではないかと思います。

去年は一年を通してフェラーリが圧倒的な強さだったわけですが、今年はまだ正式なニューマシンを投入できていないということもあってシューマッハはあまりいいところなく、結局接触してリタイアに終わってしまいました。それでもバリチェロはしっかり2位に入っていますので、そつなくしっかりチームとしての成績は残すことができていて、さすがという他はありません。

去年のコンストラクターズランキング2位をものにしたB.A.R.ホンダの方はバトンも佐藤琢磨も全く見せ場もないまま終わってしまい、今年は非常に不安な幕開けとなってしまいました。グランプリ前のテストの時から車の出来が良くないという情報がありましたが、近いうちに改善されて戦闘力のあるマシンに仕上げ、レースを楽しいものにしてくれることを期待したいと思います。

それにしても、ライブドアとのごたごたで私にとってのフジテレビのイメージは急降下中なのですが、こうしてあまり視聴率が高いとも思えないF1中継を続けてくれていることには感謝しなければならないのかもしれません。トヨタとホンダ、パナソニックやブリジストンという大スポンサーがついているということはあるのでしょうが、もし仮にライブドアが影響力を及ぼすようになった場合、はたしてどうなるのか、少々心配なところもあります。いい方向に転べばフリー走行からネット配信で見ることができたりして嬉しいかもしれませんが…

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