ロボット三原則といえば作家Isaac Asimovが書いた、ロボットが守らなければならないルールであり、これにより人間がロボットを安心して利用することができるとされているものです。映画”I, Robot“はこのロボット三原則を主題としていて、同名の短編小説を初めとしたAsimovのいくつかの小説をベースに作られたSFアクション映画ですが、どうやら評判がいいようなので私もDVDを借りてきて観てみました。

アイ,ロボット 通常版
アイ,ロボット 通常版

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2005/02/04)
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舞台は2035年のシカゴですが、U.S.Robotics社の人間型ロボットが人間と共に生活し、人間の生活を支える上でなくてはならない存在となっており、完全に人々に受け入れられています。また人間型に限らずあらゆるものに人工知能が搭載されてロボット化されており、自動車も完全に自動運転で乗るものとされています。今からわずか30年でここまで進歩するものかどうかは疑問も感じますが、今から30年前の人達が現代のインターネットのようなものなど想像もできなかったでしょうから、未来のことはやはりわかりません。

主演のWill Smithはロボット嫌いの殺人課刑事の役でロボット相手に派手なアクションを繰り広げますが、ほとんどCGのキャラクターが相手のアクションというのは難しいでしょうね。逆に自分の動きに合わせてCGを合成してもらえるということで楽なところもあるのかもしれませんが。でも、何となくどこかで見たことがあるWill Smithと同じイメージなのですよね…ちょっと違うパターンのシリアスなWill Smithの映画もあるのでしょうが、私はまだ観たことがありません。

恥ずかしながら私はAsimovの小説自体を読んだことがないのですが、この映画を楽しむ上でそれ自体は特に必要とは思われませんでしたが、やはりSFが好きな人でないと単なるアクション映画に終わってしまうかもしれません。ロボット三原則については映画のオープニングから説明がありますが、それが実際にどういう意味を持つものであるのかということがテーマとなっていますので、その理解は必要です。とは言ってもそんなに難しいことはなく、何となく観ていてもそれなりには楽しめる作品になっています。

ちなみに主人公の乗る車がAudiなのですが、車自体は相当に進化しているものの、白線で区切られた道路をタイヤで走る、という交通の形態としては今の自動車とそう変わらないようなところに何故かほっとしてしまいました。しかしUSRビルの駐車場に格納されるとき、横に滑って移動して車庫内では60度以上の角度で立てられて納められるというのがなかなか未来的で印象に残っています。