少年に対する性的虐待の容疑で起訴され、大スターから一気に性的倒錯者扱いに転落してしまったMichael Jacksonに対する裁判の評決が下され、Michaelは無事に全面無罪を言い渡されました。無罪となったのは検察側の証拠不十分ということですが、さすがに何も物的証拠のない状態では仕方のないことではないかと思います。検察側も起訴するからには勝ち目があると思っていたのでしょうが。

実際に虐待の事実があったのかどうかははっきりしませんが、「被害者」の母親が慰謝料目当てででっちあげているのではないかという見方が有力なのではないでしょうか。近年はホテルの窓から我が子を宙吊りにするなどの奇行が目立ち、いかにも怪しいような状況ではありましたが、報道で伝え聞く内容では作り話っぽい気がしていました。しかしながら、過去にも5件、虐待の訴えに対し和解しているという事実もあり、しかしまた逆にそれを利用しただけではないかとも考えられ、本当のところは一体どうなのか、皆の憶測を呼ぶところです。過去には和解に応じているのに、今回はなぜ、というところもポイントでしょうか。

事実がどうであったにせよ、今回の評決でMichaelの名誉はある程度回復されるのかもしれませんが、これまでに彼が失なったものはあまりに大きいのではないかと思います。かつての「ポップの王様」はもう見る影もなく、目立った音楽活動も行っていないのではないでしょうか。相次ぐ裁判で経済的にも苦しい状況のようですし、私としてはそっとしておいてあげたいように思います。またいつかスポットライトを浴びる姿を見せてくれるのを期待しながら待ちたいと思います。

しかしそれにしてもアメリカの陪審制というのもなかなか日本人には理解しにくい制度ですね。特に訓練を受けているわけでもない市民が、被告を裁き人生を決めることになるというのは賛否両論でしょう。日本でも近い制度を導入しようとしているわけですが、果たして日本人の気質に合うものかどうか…