言わずと知れた日本一の自動車メーカー、いや世界のトヨタが、スバル富士重工との業務提携に合意し、同社の株式を取得したと発表されました。

これまで富士重工はGeneral Motorsの傘下にありましたが、業績不振なGMが保有する富士重工の株式20%を売却し、そのうち8.7%分をトヨタが買い取り、残りを富士重工が買い取って自社株消却するということです。これによりトヨタは富士重工の筆頭株主となるということで、今後軽自動車部門はダイハツとの共通化や統合が進められ、普通車はトヨタ車とのシャシーや技術の共通化が図られることになるのでしょうか。

スバルといえば独特のこだわりを持って作られ、シェアは低くても存在感のあるブランドであるのではないかと思います。一方のトヨタは万人受けする無難な車作りで失敗はないが面白みに欠けるというところがあり、スバルとはまさに正反対なのではないかと思います。その両者が手を結ぶことで今後どのような車が世に出てくることになるのか興味はありますが、私が買う可能性はますます下がってしまうことになります。

私にとっては「よりによってトヨタとは…」という感じで衝撃のニュースでしたが、富士重工の社員の方々にとってはそんなに悪い話ではないかもしれませんね。これまで以上に開発に金を掛けることができるようになって、よりよい車が作れるようになるかもしれません。先日取り上げた水平対向ディーゼルのレガシィがお蔵入りしてしまうようなことのないように祈りたいと思いますが…

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