2年に一度の自動車業界の祭典、東京モーターショーに学生時代の友人と行ってきました。2年前の前回は見送ってしまいましたが、それ以前は学生時代から毎回逃がさず見に行っています。だいぶ以前は晴海で開催していたので比較的近くて楽に行くことができたのですが、幕張メッセができて以来、関東西部を拠点とする私は都心を横断して行かなければならなくなってしまったので、ちょっと大変です。それでも頑張って、しかも関西からでもはるばる行ってしまうのは、自動車好きとしてはお祭には参加しておかなければ、というような思いからです。

私も友人も基本的にヨーロッパ車が好きなので、国産メーカーのブースはほとんど素通りしてしまいましたが、ホンダの佐藤琢磨仕様のF1マシンが展示されていたコーナーと、ラルフのマシンが展示されていたトヨタのコーナーだけはしっかりと押さえておきました。琢磨のキャップを被って行ってしまった私はちょっとマニアックに見えてしまうのではないかと心配しましたが、キャップだけでなくシャツも着ている上手な方がいてちょっとほっとしてしまいました。

今回私の注意を引いたのは、FIAT Punto Grande Rally AbarthとLutecia Renault Sportの2台のエボリューションモデルです。特にPunto Grandeは日本でも来年発売予定の市販モデルも非常に魅力的なスタイルで、「今のところ欲しいクルマ順位」の上位にランクインしました。Renault Kangooもかなり上位に位置していますが、今回展示車両の後部座席に座ってみて、改めてその開放感の高さに魅力を感じることになりました。

その他、穴場的存在ながら注目してしまったのが曙ブレーキ工業のブースに展示されていたSmart fortwoのBRABUS仕様の一台です。オーバーフェンダーが装着されて大径ホイールに巨大なディスクブレーキが収められていたのですが、その後部で輝く、3気筒のエンジンに繋がるチタンの3本出しマフラーの迫力に目を奪われてしまいました。そんなところで写真を撮る人はほとんどいませんでしたが、やっぱり私は少々マニアックでしょうか…

今回のモーターショーは全体的に前回よりも混雑していたように思いますが、これもやはり景気が回復してきたということの現れなのでしょうね。会場だけでなく往復の電車も混雑していてかなり疲れてしまったので私は行かないかもしれませんが、次回も盛り上がってくれることを期待したいと思います。

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