はちみつ100%のキャンデー

飴というのは基本的に砂糖を湯に溶かした水飴を、煮詰めて冷やし固めたものだと思いますが、砂糖も水飴も一切使わずに純粋なハチミツだけで作ったというのが扇雀飴はちみつ100%のキャンデーです。ハチミツに含まれる20%の水分を飛ばして固めているということですが、透明感を保って飴玉にするというのはそう簡単なことではなさそうです。

口に入れるとゆっくり溶けながらハチミツの香りが口いっぱいに広がって、ハチミツ好きな人にはたまらないのではないかと思います。私もトーストにたっぷりのハチミツを付けて食べるのが好きなので、この飴がとてもおいしくて見付けるとつい買ってしまいます。原材料や製法に金がかかっているのかひと袋あたりの量が少ないようなのですが、ほかの飴とはひと味もふた味も違うので、この味であれば納得して買うことができます。

「温かいお飲み物に砂糖代わりに入れたり、料理に隠し味として入れてもおいしく食べられる」とも言っていますが、こんなことは普通の飴では考えにくいことです。確かにハチミツ100%ということであればハチミツの代わりに使うことができるのでしょうが、それなら普通にハチミツを入れた方がいいような気もします。まあ、ハチミツは置いておくと固まってしまって使いにくくなることがあるので、保存しやすいハチミツだと思えば案外手軽なのでしょうか。ただ逆に33℃以上になると柔らかくなり始めるということなので注意が必要ですね。夏場は危険なので売られていないのでしょう。

名前が「キャンディー」でなく「キャンデー」というところが少々引っかかりますが、カタカナで書く以上原語の発音とは違ってしまうものなので、拘っても仕方のないことですね。

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