Zathura7月は毎月1日の映画の日が土曜日に当たったので、今日公開の「カーズ」を観に行こうかと子供を誘ったものの「どうせDVD買ってくれるからいい」と無碍に断られてしまい意気消沈しながら、今週末からのTSUTAYA半額クーポンを利用して借りてきた「ザスーラ」を夜中に一人寂しく観ました。

ザスーラ
ザスーラ

posted with amazlet on 06.07.01
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2006/04/16)

この映画は家の地下室で見付けた古いすごろくゲームのプレイを始めたところ、出てきたカードに書かれた文言がそのまま現実に起こり大変な目に遭うというもので、1995年に映画化されたジュマンジ の続編に当たる同じような内容の作品ですが、ジュマンジがジャングルを舞台としていたのに対し、今度はプレイヤーはいきなり宇宙空間に家ごと放り出されてしまうことになります。最初に出てきたカードが「流星雨だ!回避行動を取れ!」なのですが、本当に雨あられと流星が降り注ぎ、いきなり部屋中メチャクチャになってしまってこの先どうなるのかという感じでした。まさか主役の2人の子供が死んだりするようなことはないだろうとは思うものの、なかなかスリリングな出来事が続き楽しい映画でした。

どうせジュマンジの焼き直しだろうと観る前はタカをくくっていたのですが、コメディックでありながらリアリティのあるバランスの取れた映像と、しっかりと練られた脚本に不覚ながら引き込まれてしまいました。まあ、宇宙空間でも息ができるとか物が炎を上げて燃えるとか非現実的なものは多々あるのですが、そういう細かいことを言うような映画ではないでしょう。

主役の2人の兄弟に何となく我が子を重ねて見てしまい、いかにも長男が言いそうな台詞や普段から見慣れた兄弟げんかも微笑ましく見えてしまいましたが、そんな2人が最後は互いに尊重しあって協力してゴールにたどり着く、というような様子を見ているとうちの子もこんな風に成長するのかな、などと感慨にふけってしまいました。独身の頃にはそんな見方をすることは考えられませんでしたからそんな自分にもちょっとびっくりですが、子供のいる方にはそんな楽しみ方(?)もあるでしょう。

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