W-ZERO3[es]いい加減そろそろ出張の話はやめた方がいいかと思いますが、私がアメリカから帰ってくるのを待ち受けていたのは家族だけではありませんでした。出張先で2チャンネルで「祭り」になってものすごい勢いでスレッドが進行しているのを眺めながら「どうせ帰るまで手に入らないから」と静観していたWillcomのスマートフォン、W-ZERO3[es]をウィルコムストアで予約していたのがちょうど帰国の日に届くことになっていたのです。

私はこれまでIBM WorkPadとSony Clieという2つのPalm OSのPDAを使ってきてそれなりに活用してきたのですが、さすがにもうPalm OSの時代でもないだろうということと、PHSを内蔵しているということで1台でいつでもどこでもネットワークに接続できるという便利さに惹かれ、初代W-ZERO3が発売されたときから惹かれていました。そして今回、電話として違和感のない形をしていて、コンパクトなボディにVGAの液晶とキーボードを搭載しているということにクラクラと来てしまい、ついに我慢できずに購入してしまったというわけです。

白と黒の2色がある内でも黒の方が人気があるようですが、私はほとんど迷うこともなく白の方を選びました。実際届いて実物を手にしてもディンプル加工されたボディ外装パネルのおかげもあって安っぽさはなく、後悔するようなことは全くありませんでした。

それにしても素晴らしいのはシャープVGA液晶です。一般の携帯電話よりも若干大きいくらいの2.8型液晶ながら解像度が高いので、小さな文字でもくっきりと認識することができるため、QVGA液晶などと比べると情報量は格段に多くなっています。またスマートフォンとして特徴的なキーボードも親指でタイプすることになりますが、慣れるとテンキーでちまちま打つよりも素早く文章を入力することができます。加えてこれまでのW-ZERO3にはなかった予測変換付きのATOKを搭載しているので、よりスムーズに入力できるようになっています。これならメールは全部これでいいや、と思ってしまうほどです。

私はこれまで使っていたUSBコネクタ直差しのAH-F401Uからの機種変更で購入したのですが、このW-ZERO3[es]であれば電話もこれ1台でまかなう気になってしまえるので、どうせろくにかかってこないauの携帯の方はもう解約してしまおうかと思い始めています。となるとまた電話番号が変わることになり、数年に1度の迷惑をかけることになるので躊躇しているのですが…

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