今回の訪台の目的の一つとしていたのが、台湾らしいお香を購入することでした。日本でもお香の専門店に行ったことなどないのですが、いきなり外国のお店に行ってしまうというのは冒険だったかもしれません。でもそれがワクワク感があって楽しいというものです。

向かったのは台北駅の北にある迪化街という問屋街で、この近くにあるお香の専門店へ行ったのですが、この日は2月28日、二・二八事件を記念する「和平記念日」という祝日だったためか、休みになっているようでした。口コミ評価が高かったのですが、開いていないものは仕方ありません。近くにある別のお店ということで見つけたのが源竹隆香というお店でした。

こちらのお店は1902年創業ということで、日本で言えば明治35年から、120年以上続いている大変歴史のあるお店のようです。しかしだからといって堅苦しいことはなく、店頭のショーケースを覗いていると、とても優しい雰囲気の40歳前後の男性店員が出てきてくれて、線香を一つ一つ説明しながら火をつけて、香りを試させてくれました。次から次へと8種類ほど紹介してくれましたが、やはり実際に焚いてみないと本当の香りはわからないので、とてもありがたいことでした。

私は最終的に白檀の香りのものと、様々な香りをブレンドしたというものを購入することにしましたが、白檀は100本近く箱に入ったものが300元(約1500円)、ブレンドの方は20本ほどが試験管のようなガラスの容器に入って、コルク栓がされたものが同じく300元とのことで、やはり香りの種類によって価格にも大きな差があるようです。まあ、白檀は定番なので、売れ行きが大きく違うということもあるかもしれません。

ちょっともったいない気がしてブレンドの方はまだ試せていないのですが、白檀の方は馴染みのある落ち着いた香りで、今後はこれを嗅ぎながら台湾に思いを馳せることになるかもしれません。1日1本焚いたとしても次回の台湾訪問まで持ちそうですが、次回もまた違うお店へ行ってみて、新しい香りを見つけるのも良さそうで、台湾旅行の新しい楽しみができたような気がします。