私は携帯電話の契約はもう10年前にアメリカから帰国して以来、ずっとIIJmioを使ってきていて、価格も品質も満足しているのですが、そのIIJmioが「IIJmio 海外eSIM」というサービスを開始したと発表しました。海外旅行の時にも今やスマートフォンは欠かせないものとなっていますが、そうした時に利用するeSIMのサービスです。

発表では対応エリアは北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアの各国となっていますが、サービスのページを見ると実際には中東やアフリカの各国にも対応しているようです。これらの地域へ旅行する人が出発前に購入して、渡航前に設定しておき、現地ではeSIMの通信を有効にするだけで利用できるようになるとのことです。なお、このサービスはデータ通信のみで、音声通話には対応していないようです。

肝心の料金の方は、私がよく利用する台湾で比較してみましょう。期間が3日、7日、30日とあり、それぞれに容量制限付きのプランと無制限のプランとがあります。3日間1GBで980円、無制限で2480円というのがIIJmioの価格です。これに対して、私が最近台湾で利用するKKdayのある商品では、期間も容量も様々なプランがあるのですが、1日あたりの容量で規定されているので同じ容量では比較ができません。しかし、一番近く合計容量で上回る3日間で1日あたり500MBのプランで222円、3日間無制限で700円という価格なので、圧倒的にKKdayの方が安いことは間違いありません。

では、価格では勝負できないとなると何で選ぶのかとなりますが、日本の会社だという漠然とした安心感以上のものが何かあるのでしょうか。日本語でサポートが受けられるというのは一つの長所でしょうが、サポートを必要としない人には意味がありません。もし、日本で利用している回線のままローミングで利用できるとか、電話番号そのままで通話もできるとか、せめてIIJmioのアプリで統合的に管理・設定できるとか、何かこういったことがあれば利用してみる気にもなるかもしれません。しかしそういったものがない状況では、限定的な商売ということになってしまうのではないでしょうか。私も発表を知ったときにはちょっと期待してしまったので、ぜひとも頑張ってもらいたいものです。