Underworld: Evolutionつい先日のUnderworldはなかなか私好みの映画だったので続編への期待もいやがおうにも高まってしまうわけですが、一作目の興奮が冷めてしまわないうちにということでそのUnderworld: Evolutionを早速観てみることにしました。

アンダーワールド2 エボリューション コレクターズ・エディション
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2006/08/23)

前作ではVampireとLycanthropeの2つの社会・組織のぶつかり合いが舞台となっていたわけですが、今作ではヒロインSeleneと混血種となったMichael Corvinは組織からはじき出されて孤立し、双方から狙われる存在となってしまった状況から始まることになります。そこから前作ではほとんど伏線らしきものもなかった秘密が存在し、それを巡る争いに巻き込まれていってしまうという話なのですが、この辺りがいかにも後付けで、一作目が好評だったので続編を制作した、というのが残念ながら見え見えです。

というような訳なので作品としての深みはほとんどなく、設定としては一応前作のものを引き継いではいるものの、単純で派手になっただけのアクション映画になってしまったようで、私としては期待外れというのが正直なところです。まあ、前作をアクション作品として観て物足りなかったという人には今作の方がいいということもあるのかも知れません。

Kate Beckinsale演じるSeleneについても終始クールというより冷たいところが良かった私としては今作のサービスカットはいただけません。そもそも最初から最後までMichaelと仲の良いところを見せつけられるのがSeleneに会いたくて観た私には許せないところだったりもするわけですが…まあ相変わらずSeleneことKateは綺麗なのですが。この作品のあと、Kateは監督のLen Wisemanと結婚してしまったということですが、撮影中から監督の愛は注がれていたということなのでしょうか。

全体的に、技術的には前作を上回るものになっているのは間違いないようなのですが、やはり「映画」という一つの作品としてはその技術を活かす設定・脚本が必要なわけで、それが伴わなかったというのは一作目の成功を受けて作られた続編の典型的なパターンのようです。これはもちろんあくまで私の個人的な感想でしかありませんが、駄作とまでは言わないものの、期待が大きすぎたのかそれを満たしてくれるようなものではありませんでした。とはいえ興行的には悪くなかったようなので、ひょっとしたら三作目というのもあるのかもしれませんが、それは観たいような観たくないような…いや、もちろん観ますけど。