Abbey Mug 07香りも大事だけれど、気分も大切

ハロウィンを過ぎて11月に入ると早くも街ではクリスマスの装いがチラホラと目に付くようになってきました。欧米でもクリスマスに純粋に宗教的な意味合いで救い主の誕生を祝うというよりはお祭りとして盛り上がるようなことが増えてきていると思いますし、日本でもすっかり年中行事として定着してしまっているので「クリスチャンでもないくせに」などと言うのは今さら野暮というものでしょう。

Starbucksでは例年クリスマスシーズンにはホリデー限定のタンブラーやグッズが発売されていますが、先日コーヒーを飲みに行った際に「お荷物にならなければ」と”Starbucks Christmas”というカタログを渡されました。最初は「ふーん」と何気なく見ていたのですが、ふと目に留まったのが「アビーマグ07」という丸みのある広口のマグカップでした。そのまま私の目はそれに釘付けになってしまったものの、その日はまだ発売されておらず店頭にも置かれていなかったのでとりあえずその場はそのまま退散しました。

妻にカタログを見せてみると「プレゼントにもらったら嬉しいね」とは言うものの、1000円という価格に見合うとは思わないのか自分で買うほどではないというような感じでした。しかし私はその後も忘れることができず、後日発売を待って店頭で見てみることにしたのですが、やはり実物を見てしまうと買わずにはいられず、そのまま握りしめてレジに並んでしまったのは実は予想通りというか予定通りです。

カタログには赤と白の2色が載っていて、私の目を引いたのは赤い方だったのですが、店頭にはライムグリーンのものもあってこれも悪くありません。赤色がカタログで見たよりも照明の加減もあるのか派手目に見えたということもあってちょっと迷ってしまったのですが、結局買ったのは赤い方です。

自宅に持ち帰って早速使っているわけですが、自宅で見ると思っていたよりも大きく、口が大きく広がっていることもあってこれまで使っていたマグよりも容量はありそうです。また広口な分コーヒーフィルターの座りが今一つですが、実用上問題があるというほどではありません。カップ本体には厚みがあるのですが、縁に近付くにつれ肉が薄くなっていて口を付けたときに必要以上に口を広げずに済み、また縁の部分は外側にふくらみが付いているので下唇が安定するような感じがします。単に見た目重視のデザインではないようで、とても飲みやすく感じます。さらに広口なせいでカップが鼻にすっぽり被さるようになるので、コーヒーの香りを存分に嗅ぐことができるというのも良いところです。

柄は特にクリスマスを意識したものではないものの、雪の結晶をあしらったものになっているのでさすがに夏場に使うには向かないような気がしますが、暑い季節にはコーヒーを飲む機会自体が減るので問題ないかもしれません。まあ自宅で一人で飲むときに使うだけで人に見せる物ではないので、別にどんな柄でも自分が気にならなければ問題はないのですが…

ということで、これまでは妻が独身時代に旅先で買ってきた土産物のマグを使っていましたが、やはり自分の気に入ったマグで飲むコーヒーはまた一層美味しく感じられるので、また新しくさらに気に入ってしまうものがない限り今後はこれを使い続けたいと思います。