上海問屋オリジナル SDHCカード 16GB 高速版ムーアの法則継続中

私が使用しているデジタルカメラ*ist Dsは今となっては貧弱にも思える600万画素のモデルですが、Adobe Photoshop Lightroomを導入してからRAW形式で保存するようになったことで記録されるファイルサイズは結構ばかにならないサイズになっています。昨年購入した4GBのカードだと360枚ほど撮ることができ、これだけあれば十分ではないかとも思われるのですが、運動会や泊まりがけの旅行などでは終盤になって心許なくなってしまい、何となく思い切りよくシャッターを切れなくなってしまいます。360枚といえば24枚撮りのフィルム15本にも相当するわけで、そんなに撮ってどうするんだというような枚数ではあるのですが…

ということで残り枚数を気にせずバシバシ撮りたいということで、さらに大容量のメモリカードを購入することにしました。今や8GBのメモリカードでも2800円で変えてしまうわけですが、私はせっかく買うならとその倍の容量の上海問屋オリジナル SDHCカード 16GB 高速版を購入してしまいました。こちらは送料込みで5900円ということなので、バイト単価は8GB版より微妙に安いという程度です。

16GBのカードでは単純計算で1500枚近く撮れることになってしまうのですが、一体そんなに撮ってどうするつもりなのかと、自分でもその後の現像や整理を考えるとクラクラしそうです。しかもRAW形式でそれですから、JPGで記録するとしたら、普通の人ならそれこそ何年も撮りっぱなしでいいような容量ですね。

しかし問題なのはバックアップです。これだけの容量になると、PCに取り込んだ後で1台のハードディスクだけに頼るのは危険です。外付けのRAID構成の大容量バックアップ装置があったりすればちょっとは安心できるのかもしれませんが、私の場合はこれまでバックアップにはカートリッジ式のDVD-RAMを使用してきました。メディアはちょっと高めですが、1枚両面で実質9GB程度の記録が可能で、光学メディアとしては耐久性が高めでカートリッジ式なら埃や傷の問題も少ない、ということが魅力です。ところが、これまでは十分だと思っていた両面9GBという容量では16GBのメモリカードの半分強しか記録できないのです。何ということでしょうか。

まあこうなったらSDHCカードそのものをバックアップメディアと考えて、撮った写真をそのままカードの状態で残しておくという方が効率的かもしれません。DVD-RAMのディスクよりは若干高いものにはなりますが、かさばりませんし、ドライブの寿命などを考えればフラッシュメモリのリテンション寿命も問題にはならないかもしれません。とはいっても半永久的に持つとは言えませんので、時々新しいメディアに移していくような作業が必要になるのでしょうか。各種メディアともアナログからデジタルになって利便性が向上しているのは間違いありませんが、劣化には確実に弱くなっていますよね…何とかならないものでしょうか。