今夜突然、ソフトバンク会長の孫正義氏の名義でメールが来ました。私はインターネットプロバイダとして最初から丸7年ほど日本テレコムのODNを利用しているのですが、その日本テレコムがソフトバンク傘下に入ったことにより孫氏が取締役会議長となっています。日本テレコムというよりソフトバンクはかねてより携帯電話事業への参入を目指すと公言していますが、今回のメールはそれに関するものでした。

簡単(乱暴)に要約すると、

日本テレコムは携帯電話事業に参入したいと様々な努力をしているのだが、総務省から提案された800MHzの電波帯の再編案はNTT DoCoMoとKDDIの2社のみが再編後も引き続き割当を受けるというもので、また平成24年までこのままの状態が続くことになり、結果として携帯事業への新たな参入は著しく困難になる。

これに対して総務省がパブリックコメントを募集しているので、ぜひ意見を出してほしい。

本来なら書面でお願いするべき内容だが、締め切りが9/6(月)ということで時間がない。メールなら充分に間に合うからぜひ協力してほしい。

というような内容です。

まあずいぶん勝手なお願いだと思ってしまうので、パブリックコメントを出すつもりにはなりませんが、通信事業はなぜか不必要に閉鎖的なところがあるのは気になっていました。役人が利権の保護に走っているようにしか見えません。パブリックコメントというのもどれだけ意味のあるものなのか不明です。

ソフトバンクが買収する前に日本テレコムがJ-PhoneをVodafoneに売却してしまったというのが孫氏としては惜しかったところでしょうね。Yahoo!BBのおかげで日本のブロードバンド接続料金が世界一安くなったというのは確かなことなので、携帯電話事業にも参入できれば直接のユーザ以外にも恩恵があるかもしれません。私は温かい目で見守ることにしています。

後で気づきましたがニュースにもなっているようですね。

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