予選ではチームメイトのバトンの前、5番グリッドからのスタートということで表彰台も期待された我らが佐藤琢磨ですが、オープニングラップでバトン、ライコネンの先行を許し一時は7位に沈んでしまいました。しかし、その後上位陣のミスやトラブルによるリタイア等の運もあり、最終的にはバトンの3位に次ぐ4位でチェッカーフラグを受けることができました。あと一つで表彰台だったかと思うと惜しいと思ってしまいますが、我慢強く慎重にレースを運び確実に結果を残すことができ、チームのコンストラクターズランキングを2番手に上げることができたのは評価すべきでしょう。個人的に一番悔やまれるのはバトンを前に行かせてしまったことです。バトンの前でいい結果を残すことができないと、いつまでもセカンドドライバーとしての扱いになってしまうのではないかということが心配になってしまいます。
ところで、今回のグランプリで改めて印象付けられたのはフェラーリの速さです。バリチェロは他のドライバーよりも1回多い3ピットストップという作戦でポール・トゥ・ウィンを飾りました。レインタイヤでのスタートだったためタイヤの消耗が早かったためですが、3回目のピットアウト時には2位のシューマッハの前に出ることができたのですから流石と言うべきでしょうか。
またシューマッハの方はスタートからあまり良くなく、オープニングラップに追突されるなど一時は15位まで順位を落とし、シリーズチャンピオンを制したための油断かと思われたのですが、最終的には2位でチェッカーフラグを受けてしまいました。それも、抜こうと思えば抜けたはずなのにバリチェロに優勝を譲ったような形に見えました。
今年は本当に圧倒的な速さを見せるフェラーリですが、同じレギュレーションでやっているのに一体何が理由なのか不思議なものです。車の性能の問題だけではないのでしょうが、2人のドライバーともそつのない走りをしているだけに見えます。しかし、この車に琢磨が乗ったとき、同じように1位2位が当たり前というような結果が残せるか、というとそういうわけではないのでしょうね。それなりの車に乗るためにはやはりそれなりの技術と経験が求められるのでしょうが、琢磨もいつかフェラーリのような車に乗れるようになることを期待して応援を続けたいと思います。
