しばらく前からベータ版により試験運用されていた、Amazon.comによる検索サイトA9.com正式運用を開始したそうです

私はベータ版の公開が始まったときに一度使ってみたことがありましたが、Googleによるウェブ検索、画像検索と書籍のテキスト検索、映画検索がカラムごとに並んで表示され、そのカラム幅を自由に広げたりできるという、通常の検索サイトよりも特徴的なインタフェースを持っていました。ただ、Javascriptにより複雑な動作をさせているため、PCのスペックが低かったり接続速度が遅い場合にはちょっと重いという問題があります。

本業のAmazonとの連携が図られているのはもちろんのこと、Amazon.comのアカウントを持っていると検索履歴を覚えていてくれたりするなど、他の検索サイトにはない特徴も持っているので、現在のGoogleの天下を脅かす最有力候補になりうるかもしれません。ただ、Googleの代わりになるものではないので、用途や環境に応じて使い分けるようになるのかもしれません。まあ、何しろウェブと画像の検索はGoogleのサービスを利用していますので、Googleの天下には変わりありませんが。

Google登場以前は日本にもGooのほか千里眼などいくつもの検索サイトがあったものですが、すっかり駆逐されてしまいました。海外でもYahoo!AltaVistaくらいしか今では有力なものは残っていないかもしれません。しかし、Googleも最近では特に精度がいいというわけでもなくなってきていますので、他社もうまく差別化できれば巻き返すことができるかもしれません。画一化したサービスでは進歩が望めませんので、こうして多様化が進むことを期待したいと思います。