ごろごろ煮込みチキンカレー先入観はよくありません。

松屋といえば吉野家すき家にならぶ大手牛丼チェーンですが、私はこれらのうち吉野家にしか行ったことがありませんでしたし、それも20年以上前のことではないかと思います。といいつつ親子丼が好きなのでなか卯にはたまに行ってしまうのですが、それはそれとして、最近FacebookかInstagramかで「松屋に凄いカレーがある」というのを聞いて、昨日人生初の松屋を体験してきました。

初めてなので食券方式なのかカウンターで注文するのかもわからずそのまま席についてしまいそうになりましたが、途中で手前に券売機があるのに気付きました。大きなタッチパネルモニタが付いた新しい機械だったのですが、カレーのページには普通のカレーしか無いように見えて「やっぱりまだ地方には来ていないのだろうか」と帰ってしまいそうになりました。しかし踏みとどまって期間限定メニューのページを見て、ようやく目当ての「ごろごろ煮込みチキンカレー」が見つかりました。

看板にも掲げられているので以前から松屋にカレーがあることは知っていたのですが、牛丼屋のカレーなんて…と正直なところかなり馬鹿にしていましたし、今回もそれほど大きな期待は持っていませんでした。しかし、実際に食べてみるとこれは侮れないと思います。グリルされた鶏肉が名前の通りゴロゴロと入っていて、カレーと一緒にさっと煮込んだような形になっています。したがって、鶏肉に香ばしさは残っていて、量もたっぷりあるので食べ応えがあります。一方、カレーもなかなかスパイシーでその辺の食堂のものとは違い、セントラルキッチンの強みを実感しました。なんでもその場で作った方が良いというものではなく、一度に大量に作ることで凝った味付けなども安価にできるようになります。

ライスに対してカレーの量が十分にあるので貧乏くさい感じもせず、なかなか満足感の高い一品でした。私も普通なら外食チェーンでの食事なんて記事にしないと思いますが、これはちょっと書きたいと思った、ということからも私の驚きは理解していただけるのではないでしょうか。これで590円というのはお値打ちだと思います。