今年発売された日本の車の中で、もっとも優秀なものに与えられるという「日本カー・オブ・ザ・イヤー」にホンダのレジェンドが選ばれたそうです。そういえばレジェンドってモデルチェンジしたんだっけ、というくらい影の薄い存在になってしまいましたが、ホンダによれば「世界初の四輪駆動力自在制御システム「SH-AWD」と300馬力を発生するエンジン」など「数々の先進技術を搭載」ということがポイントとなったそうです。
しかし、私がすんでいるところが田舎だからなのか、あるいは高級すぎてみな手が出ないからなのかわかりませんが、残念ながら私は一度も新型レジェンドを町で見かけたことがありません。本当に発売されたのかまで疑ってしまいたくなるほどです。そんなに売れていない車がカー・オブ・ザ・イヤーなどという賞に輝いてしまっていいものでしょうか。あまりに現実離れしているのではないかと思います。
またそうかと思えば、日本では重大な不祥事の影響で深刻な販売難に陥っている三菱自動車のコルトは、ドイツのカー・オブ・ザ・イヤーにあたる「ゴールデン・ステアリングホイール賞」(Das Goldene Lenkrad)の小型車部門最優秀賞を受賞したそうです。小型車部門では欧州他メーカーから何車種もノミネートされていましたが、それらを押しのけての受賞ということですから、車としての実力が評価されたということなのでしょう。日本では不祥事がなかったとしてもさほど売れるとは思えなかったわけですが、欧州では好調ということなのは名前やカッコだけで判断してしまいがちな日本の購買層とは評価基準が違うということも言えるでしょうか。また、デンマークやオランダでも同様の賞を受賞しているとのことです。
日本では好調なメーカーの低調な車が選ばれる一方で、欧州では低調なメーカーのその中では好調な車が選ばれるというのがなんとも不思議なものです。三菱自動車もこれを足がかりに復活し、いい車を作ってくれるといいのですが…
