世の中にはInternet Explorerのブラウザコンポーネントを使用して独自のインタフェースをつけた、いわゆるIEコンポーネントブラウザというものがいくつもありますが、その中でもSleipnirは日本人により開発され、ユーザの細かい要望を丁寧に拾い上げて実装した非常に高機能なブラウザとして多くのユーザに愛用されていました。
しかし、「……いました。」と過去形なのは、作者氏が盗難被害に遭い、ソースコードを格納したPC2台を失ってしまったために開発がストップしてしまったためです。「これだからクローズドソースのソフトウェアは……」などという口の悪い人もいますが、作者氏の気持ちを思うと同情を禁じ得ません。私自身はFirefoxを愛用しており、Sleipnirは試しに使ってみたことがあるだけですが、非常に完成度の高い素晴らしいソフトウェアであると感じました。
ユーザにとっても非常につらい出来事ではなかったかと思いますが、そんな中、作者氏が新しいウェブブラウザの開発を開始したというニュースが聞こえてきました。半年後を目途に、Sleipnirを超えるものを目指すということで、非常に前向きな作者氏の姿勢に驚嘆すら覚えます。盗難に遭った直後の混乱ぶりからは予想しなかった展開ですが、今度はどれだけ素晴らしいものを作ってくれるのか、期待しながら見守りたいと思います。
安全のためだけでなく、他のプログラマへの資料としての価値もあるので、今度はソースを公開してもらえるといいのですが…公開しないことにどういう理由があるのか理解できないのですが、Windowsの文化ではあまりソースを公開することはないようですね。開発環境自体もプロプライエタリであるということもあるのでしょうか。シェアウェアでもないので問題ないと思うのですがねえ…
