ますます快適

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いわゆるコロナ禍以来、私はあまり出社せず在宅勤務を続けているのですが、そうして毎日使っている机はIKEAGALANTというアメリカ駐在のはじめに購入した巨大なものです。さすがに全てのパーツを使うと大きすぎて部屋に収まらないので、天板のうち両端の丸い部分は外してありますが、それでも日本の一般家庭にあるものとしてはかなり大きいでしょう。その上に42インチ1枚を含め3枚のモニタを置いていますが、それでも十分な余裕があります。

この机自体はそうそう壊れるものでもありませんし、非常に満足して使っているのですが、同時に購入したデスクマットの表面がだいぶ剥げてきてみすぼらしいものになってしまっていました。毎日手が触れる部分なので仕方のないことだとは思うのですが、コーナー部分の形状に合わせて作られた専用設計のものなので、机が廃番となってしまった今はもう同じものが手に入りません。そこでどうしようかと漠然と考えていたのですが、先日キーボードを購入したKeychronからのダイレクトメールでデスクマットが紹介されていて、それをきっかけに調べ始めてふと「フェルト製のものがいいのでは?」と思いつき、ちょっと良さそうなものがそれほど高くもないので試しに購入してみることにしました。

それがこの製品ですが、橋本義肢製作株式会社という会社が義肢に使用しているものと同じフェルト素材を使ったものということで、手触りや丈夫さは保証されているようなものではないかというのが決め手です。色はグレート白がありますが、購入したのは汚れが目立たないグレーです。

実際に届いたものは5mm厚という数字よりもしっかりとした厚みがある印象で、切断面はきれいでほつれ等はもちろんなく、茶色い革のタブがアクセントとしてつけられています。手触りは当初チクチクした感じがちょっとだけありますが、そんなに不快なものではありません。机の冷たさが手に伝わらないという良さもありますが、夏場は手の汗でペタペタしないという点もいいところではないかと思います。

このマットの上にキーボードやトラックボールを置いて使用していますが、マット自体やキーボードが滑るというようなこともないようです。また、キーボードのタイプ音が机に反響せず吸収されるため、静かに落ち着いた音になったというのも美点です。

ただ心配なのは飲み物などをこぼしてしまったときにそれを吸ってしまうことになりますが、その場合にどうしたらいいだろうということです。毛玉や毛羽立ち、シワなどのメンテナンス方法はありますが、洗濯してしまうとシワができてしまうのは避けられないようです。はたいたり吸わせたりしてごまかすしかないのでしょうね。まあ4800円というそれほど高額でもない製品ですから、1, 2年おきに買い換えるくらいのものなのでしょう。

ということで、類似製品は他にも色々あり、価格的にもピンキリですが、その中間あたりに位置するこの製品で私は非常に満足しています。ただ、これは比較的大きなサイズの製品なので、特に左右の幅はそれほど重要ではないでしょうから、もう少し小さいものであればさらに安価なものがあるのではないでしょうか。