台北では観光地らしいところにはほとんど行っていないのですが、唯一のアクティビティと言えそうなのが象山遊歩道の登山です。台北市内にある標高181mという低い山で、山頂まで階段が整備されているのでカジュアルに登ることができますが、運動不足の妻はヒイヒイ言いながら登っていました。

ここに登った目的は、台北101を望む美しい夜景が見られると聞いていたためで、わたしたちはちょうど日が暮れ始めた頃から登り始め、ちょうど空がオレンジ色から紺色に変わった頃に展望台に着くことができました。展望台には20人ほどの人がいて、思い思いに夜景を眺めていました。台北は高低差がほとんどなく見通しがいいということもあり、たしかに夜景はとてもきれいだったので、登山はちょっと苦しいかもしれませんが、一見の価値はあるのではないでしょうか。

遊歩道は一部暗いところもありますが、全体的に照明は完備されていて真っ暗になってしまうようなところはなく、7時頃であれば登り降りする人も多いので不安を感じることもないと思います。なお、ここでは台北にいる間に最も欧米系の人の姿を見かけたように思いますが、あの人達は他にはどのようなところに行っていたのでしょうか。