12/24のクリスマスイブの日に、富士重工業からSURABU R1発表されました。軽自動車枠よりも全長が10cm以上短いという、「前席の乗員スペースを重視したパッケージングとパーソナルカーとしての最適なサイズ」で、基本的に2名乗車を前提としたパッケージングの軽乗用車です。

外観的にはすでに発売されているR2によく似たイメージとディテールですが、2名乗車のクーペスタイルということで後部が丸く落とされているのでよりバランスが取れているかもしれません。ただ気になるのはR2と同様のバンパーの「スプレッドウィングスグリル」です。フェイスにアイデンティティを持たせたいのはわかりますが、少々大げさすぎてなかなか受け入れられにくいのではないかと思います。R2のものよりは若干シンプルになったようですが…

内装は全車赤と黒のツートンというかなり思い切った配色で、この車のターゲットが絞り込まれているのが良くわかります。シート素材も標準のファブリックのほか、レザー&アルカンタラも選ぶことができ、この場合はさらにステアリングとシフトノブまで赤黒ツートンになります。シートアレンジも基本的に後席に人を乗せることは考えていないようですが、この車のキャラクタの場合にはそれでよいのでしょう。

全体的に独身者のためのパーソナルカーとしてこだわりを持って作られているのがわかり、私もちょっと欲しくなってしまいました。しかし、軽自動車としては高めの価格と、他社がMOVE、Wagon R、Life、EKワゴンとミニミニバンを主力としている中でR2とR1の2車種で存在感を示すことができるでしょうか。もともとシェアにこだわりを持っているようには見えない富士重ですが、製品作りへのこだわりは捨てずに頑張ってもらいたいと思います。

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