今日夕方、私の祖父が亡くなりました。享年93歳という大往生ということで、周囲も悲しみに暮れているという訳ではなく、今までの思い出を噛み締めているといった感じではないかと思います。

私は初孫ということで、またいとこたちとはかなり年が離れているということもあって子供の頃は特にかわいがってもらいました。私が物心ついた時にはすでに還暦を過ぎていたので、いつ遊びに行っても家にいて遊んでもらいました。今の美大出身ということで絵がうまく、いろんな絵を描いてくれたのを思い出します。高校の時には2年ほど下宿していたので毎日顔を合わせていましたが、今思えばかなり憎たらしく、つらく当たってしまったこともあったように思い、今更ながらちょっと後悔していたりもします。

自分は免許を持っていませんでしたが、祖母の運転する車で移動することが多かったため、歳をとってからは足腰が最初に弱ってしまい、ここ数年はほとんど家の中で座ったきりになってしまっていましたが、特に惚けることもなく、テレビで野球や相撲を観戦するのを何より楽しみにしていたようです。

私は就職してから遠くへ離れてしまったため、長期休暇の時くらいしか会いに行くことができなくなっていました。この暮れは私が風邪をひいてしまったために最後に会うことができなかったのが非常に心残りです。

いつも穏やかだった祖父ですが、安らかに眠ることができるよう祈りたいと思います。

関連投稿