1984年から2001年まで日本で活動していたPizzicato Fiveというポップユニットがあります。日本国内でもCMで使用されたりしているので誰でも聞き覚えのある曲があるのではないかと思いますが、大ヒットまではしなかったので知らない人も多いかもしれません。ところが海外では知名度の高い「YMOの細野晴臣」プロデュースということもあってか、それなりに知られていて、一部では高い評価を得たりしているようです。

途中で何度もメンバーが交代していて、最初から最後まで在籍していたのはリーダーの小西康陽のみだったりするようですが、私は解散時にボーカルを務めていた野宮真貴の歌声が好きで聴いていたので、彼女がいない時期についてはよく知りません。その野宮真貴がCrazy Ken Bandのアルバムに参加しているのを聴いてまた久しぶりに聴きたくなった、ということで、職場の後輩に頼んでCDを何枚か貸してもらいました。その中で特に気に入ったのが「Overdose」という1994年発表のアルバムで、最近はこればかり聴いています。

Overdose
Overdose

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ピチカート・ファイヴ
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どの曲もポップでキャッチー、かつオシャレで朝昼晩いつ聴いてもそれぞれの良さがあります。野宮真貴の誰にも似ていない歌声がサウンドに素晴らしくマッチしていると思います。私はどういうわけか洋楽でも女性ボーカルを聴くことが多いのですが、私にとって重要なポイントはボーカルの「声質」です。Basia、Gloria Estefan、Susanna Hoffsというのが私の好きな女性ボーカルなのですが、彼女の声はこの3人に負けていないのではないかとさえ思うほどに好きです。

それにしても、こういった実力あるグループがヒットしない日本の音楽界はいったいどうなっているのでしょうか…

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