バージョン1.0.0のリリース以来、じわじわとシェアを伸ばしつつあるウェブブラウザ、Mozilla Firefoxのバージョン1.0.1がリリースされました。バージョン番号からわかる通り、変更内容はごくごくマイナーなものばかりのようですが、いくつかのバグ修正も行われているので安定性は向上していると期待されます。とはいっても、これまでのバージョンでも普通に使っている限りでは特に不安定というわけでもなかったので、アップデートしたからといって実感は湧かないかもしれません。しかし、セキュリティ対策の内容も含まれていますので、できればアップデートしておいた方が良いでしょう。

ただし、今回リリースされたのは英語版のみで、日本語版のリリースは3月上旬を目標に作業が進められているとのことです。とはいえ、日本語版といっても英語版との違いはメニューやダイアログの類が日本語になっているというだけで、英語版でも全く支障なく日本語のウェブページを閲覧することができるので、私は以前から英語版を使用しています。

ということで私も早速Mac版をダウンロードして、今それを使ってこの記事を書いているところです。使ってみたところでは特に変わったところは見当たりませんが、Extensionが干渉しているのか今まで使っていた環境のままでは正常に起動することができず、いくつかのExtensionを無効にする必要がありました。

FreeBSDの方も早々とPortsがアップデートされていて今コンパイルが終わったところですが、こちらはExtensionも特に問題なくそのまま起動することができました。心なしか動作が軽くなったような気がしますが、それはきっと気のせいでしょう。

Firefoxは世界中ですでに2600万回以上ダウンロードされているということですが、この数字は今後もますます増えていくことでしょう。今の時点で機能的にはInternet Explorerを遥かに凌駕していますが、Firefoxの成長に焦ったMicrosoftがこの夏に投入してくるというIE7に対して立ち向かうことはできるでしょうか。私は普段からWindows、Mac、FreeBSDという3種類のプラットフォームを使用していますが、これら全てで共通の環境が使用できるということもFirefoxを使う理由の一つとなっていますので、今更IEを使うようになるということはあまり考えられません。こういう事情があるのは少数派でしょうから、普通の人がブラウザを選択する基準はまた違うでしょうが、Firefoxは誰にでもお進めできるブラウザではないかと思っています。ただ、Mac版はSafariに比べて動作がもたつく感があるのでなんとか改良してもらいたいものなのですが、難しいのでしょうか…

関連投稿