私は旅行が好きですが、特に長距離を移動するということ自体が好きなようで、車でも飛行機でも電車でも、また船や長距離バスでも、そういった乗り物に乗って移動することにワクワクしてしまいます。その時間は長ければ長いほどいいようで、若い時は車で帰省する時でもわざわざ高速道路を使わず国道で行ったりしていましたし、夜行バスで帰省するのも好きです。

ところでそんな長距離バスの利用に関して、「相席ブロック」という行為が問題になっているそうです。これは自分が座りたい座席の隣も予約しておいて、キャンセル可能な期限ギリギリの乗車直前にキャンセルするという非常に悪質な行為のことで、悪質なものでは自分の周囲8席をキャンセルしたというケースもあったそうです。当事者はこれをライフハックとうそぶいているのではないかと思いますが、このようなカジュアルな犯罪まがいの行為が最近多いような気がします。弁護士JPニュース
高速バス“相席”阻止のため、隣席も予約→直前キャンセル “悪質客”の問題行動「犯罪になる可能性」弁護士が指摘」という記事でも犯罪になる可能性があると指摘していますが、立証が困難なだけで行為自体は違法なのではないかと思います。

これについて何が問題なのかとわざわざ解説しなければならないのかとも思いますが、一番の問題はチケットの販売を意図的に妨害する行為であり、これによりバス会社の収益を圧迫しているということでしょう。キャンセルポリシーの範囲内で行われていることであっても、そのルールを悪用していることは明らかです。最初から1席しか購入する意志がないのに後でキャンセルするつもりで2席予約するというのは、社会通念上許されることでしょうか。また、本当に利用したい人から購入機会を奪う迷惑行為でもあります。

バス会社では対策としてキャンセル料の値上げなどを検討しているようですが、もともとのキャンセル料が100円や200円というのが甘すぎたのは間違いないでしょう。航空券ほどの複雑な価格体系にする必要はないにしても、ホテルなどのように3日前から50%、前日からは100%というような厳しいものに変更すべきだと思います。

狭い座席の隣に見知らぬ人に座られたくないというその気持ち自体はわかりますが、それなら3列独立シートのバスを利用するか、そもそもバスの利用を諦めるべきです。また、バス会社側も現在は1人で2人分の座席を購入して利用することを不可としている場合が多いようですが、料金を支払えば2人分の座席を占有することも認めるというようなことも必要かもしれません。相席ブロックのせいで収益が悪化して、料金の値上げが必要となったり、結果的に競争力を失って路線が廃止されてしまうなどとなったら元も子もありませんので、しっかり対策してほしいと思う一方、このような脱法行為は絶対にやめてほしいと思います。