大は小を兼ねるか、過ぎたるは及ばざるが如しか…
このところバタバタと慌ただしい日々を送っているせいで更新が滞ってしまっていますが、家族が渡米してきてから一週間が経過しました。子供達もまだ現地の学校には通い始めていないので日中も家から出ることもできず、暇を持て余しているようですが、来週1週間のSpring Break(春休み)が終わればそんなことも言っていられなくなるでしょう。退屈しているのは妻も同様で、先日届いてからそのままになっていた引越荷物の荷解きなどしてくれていますが、気が紛れるものがないのでそれもなかなかしんどそうです。
ところで、私一人でいるうちは寝るのもベッドのマットを1枚敷いていれば済んだのですが、家族が来たとなるといつまでもそんな訳にはいかないので、こちらに到着してすぐに再びIKEAへ行って買い込んできました。さすがにベッドなどは自分の車で運ぶわけには行きませんが、アメリカのIKEAでも配達サービスを行なっています。最寄りの支店では料金は距離に応じて$59からとなっていますが、これは1回あたりの料金で何個でもいいということなので、一度に買えるだけ買ってしまった方が節約できることになります。しかし注意しなければいけないのは運び込む先は一部屋に限定されているので、ベッドは寝室でソファは居間というようなことはできません。
私たちはベッドとテーブル、子供達の勉強机、本棚と衣類用のチェストと購入し、雑貨など自分の車で運べるものを除いて32点の配達を依頼しましたが、配達日は当日から指定できるので非常に助かりました。午後5時から9時の間に配達されるということだったので、あまり遅いと困るなあと思っていたのですが、結局到着したのは5時過ぎです。配達の兄ちゃんたちは指定した居間の方に続々荷物を運び込んでくれたのですが、ベッドのマットレスは大きくて大変だろうと寝室まで運んでくれました。ただ、土足で入ってきてしまうのには目をつぶるしかありませんね。
ということで、今回購入したベッドのフレームはNYVOLLというシリーズのものです。サイズは調子に乗ってキングサイズにしてしまったのですが、部屋には何の問題もなく置くことができるものの、ベッドマットを運び込む際には階段が狭いため折り曲げるなどしてかなり苦労していました。これはもちろん日本の自宅マンションの部屋には大きすぎますが、そもそもマンションの5階に運ぶまででも相当な苦労が待ち構えていそうです。
ベッドフレームはひとつひとつのパーツが大きいだけで、部品点数はそれほど多くないので組み立てるのはそれほど手間がかかるものではありませんでした。NYVOLLには大きなヘッドボードが付いているので、これがなかったらもっと楽だったのに…などと組み立てる際には思ってしまいましたが、これがこのベッドの特徴なのですし、出来上がってみるとやはり必要な物に思えます。ただ、このヘッドボードは斜めになっているので、枕元に置いたものが落ちてしまうのには気をつける必要があります。
マットレスは日本では売られていないようですがSULTAN HANESTADにしました。最も硬い部類でコイルタイプのマットレスですが、体が沈み込んでしまわないために腰が痛くなったりすることもなく非常に寝心地が良いです。ホテルのベッドなどでは合わずよく眠れないことが多く、またそれまで使っていた低反発ウレタンのマットレスでも全く疲れが取れなかったのですが、このマットレスではそんな私でも全く問題なく熟睡できました。もちろんベッドの相性は人にもよりますから、このマットレスが最高と言うつもりはありません。
他にも購入した家具を次々組み立てなければいけないのですが、一週間経った今でもまだ残っているものがいくつかあります。あとはソファやコーヒーテーブルなどもまだ購入していないので、もう一度配達を頼まなければいけませんが、これらの家具のほとんどを帰国時には処分しなければならないと思うともったいなく思えてきますね。IKEAがあるおかげで費用はだいぶ抑えることができていますが、やはり無駄であることには変わりありません。ガレージセールなどでうまく引き取り手が見つかるといいのですが…