今や世界で最も経済的に発展を遂げつつあり、世界中の企業が戦略上のメインターゲットにしようとしているのが中国ですが、その中国政府に協力してMicrosoftが自社のblogサービス”MSN Space”の中国版で検閲しているということが明らかになったそうです。Microsoftが協力しているというのは仕方がないとしても、その内容にちょっと驚きます。
AFP通信のインターネット版によると、「自由」「民主主義」「人権」「台湾独立」などの言葉を含む意見を書き込もうとすると、「それらの言葉は禁止されています。他の言葉に置き換えてください」とのメッセージが表示。中国政府にとり好ましくないテーマの書き込みはできない仕組みになっているという。
ということですが、かの国ではやはり言論の自由などというものは全く存在しないということですね。そもそも「自由」という単語さえ禁止されてしまっているとは相当なものです。
そういう国でありながら、先日の反日デモ・暴動については全く野放しだったということは、あのデモは中国政府が黙認どころか推奨していたのと同じことなのだということがわかります。そもそも政府によって反日教育が行われてきた結果があのデモなのですから当然のことなのですが。
しかし、インターネットに対して検閲などという形で体制の維持を図ったところで、どこかにある抜け穴を通じて政府に不利な情報は漏れ伝わるのではないでしょうか。中国政府は国外との接続点でフィルターをかけているとも言われていますが、万全ではないでしょう。
中国でも共産主義というものはもはや崩壊していて、貧富の差はますます広がる一方でしょうが、単に共産党による一党支配体制の維持だけが目的となっている現状はいつまで続くものでしょうか。反日デモという形で民衆の不満のガス抜きを図ったのでしょうが、いつかはそのエネルギーが体制に向かうことでしょう。
