最近流行りのアメコミ実写化映画の一つであるHellboyを観ました。

ヘルボーイ デラックス・コレクターズ・エディション
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2005/04/02)
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ファンサイトもあるようですが、原作については日本ではあまり知名度が高くないのではないでしょうか。私も今回の映画化まではその存在を知りませんでしたが、ラスプーチンやナチスが絡んだ設定にはちょっと興味が沸きました。

実際観てみると、主役というかメイン・キャラクターであるHellboyの強烈な個性に目が奪われてしまいます。アメコミらしくかなり非現実的なストーリーですが、細かいことは気にせず楽しんだ者勝ちでしょう。悪魔の子であるHellboyが人間に育てられFBIの特殊任務にあたっている、という設定で、人間界に入り込んだ魔物と戦っています。

映像としては部分的に雑な処理の部分も見受けられましたが、Hellboyの特殊メイクなどは現代の映画らしくうまくできていますし、敵の「悪魔の番犬」Sammaelなども破綻なく作り込まれていたように思います。しかしそれ以上に一番気味が悪いほどよくできていたのは、Karl Kroenenの手術跡や瞼のない目などで、こういうのが苦手な私には直視していられる限界でした…

とりあえず単純な娯楽作品としてはそれなりに楽しむことができましたが、やはりこういう作品は理屈ではないでしょう。子供と一緒に観ていましたが、さすがにアメリカではPG-13ということなので、幼稚園児にはほとんど理解できなかったようで、アクションシーンだけを楽しんでいたようです。それでもまた「観たい」と言っているのですが、PG-13になっているというのはそれなりに理由があると思うので、あまり見せない方がいいのでしょうね…そんなに暴力シーンやグロいシーンはなかったと思うのですが。

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