Apple Brothersで知りましたが、私も子供の頃からお世話になっているCampusシリーズなどの実用ノートを作っているコクヨ「Slim B5」という新しいサイズのノートを10月3日から発売するそうです。

Slim B5というのは、サイズ別市場シェアで現在約80%を占めるセミB5サイズと高さ(縦幅)が同じ252mmで、横幅を人間工学的に配慮した146mmという縦長にしたもので、「書くための十分なスペースを確保しながらも、持ちやすさ、読みやすさを兼ね備えたサイズ」だということです。

上記プレスリリースには詳しく特徴が説明されていますが、確かにノートの横幅いっぱいを使って書くということはほとんどないので、右側には無駄な空白部分が常に存在していました。教科書の内容をまとめるなど、予め書くことが決まっていてレイアウトを考えながら書ける場合には二段組するという手もありますが、つらつらと会議などのノートを取っていくような場合にはどうしても上から下へ順に書いていくようなことが多くなります。横幅の狭い紙を使うことにすれば合理的ですね。

私自身はこの無駄も嫌で普段コンパクトなA5判のノートを使っているのですが、これは横幅がISO/JISで148mmということなのでほぼ同じサイズになりますから、同じような使用感になるかもしれません。しかしSlim B5の方は縦幅が長いので、ページ数を減らすことができて読み書きしやすくなり、ページ上下のアンブルの無駄も減るのでいいことづくめですね。職場の備品としても購入してもらえるよう働きかけたいと思います。

ところでA判・B判等紙のサイズについてはWikipediaにわかりやすくまとめられています。A判はISO,JISで共通で、A0というのは面積が1m2となる縦横比が1:21/2の長方形として定められてドイツ起源のものだそうです。実にドイツらしい合理的な規格ですね。

これに対し、B判というのはISOとJISで異なるものが定義されています。ISOのB判の方はA判の面積を21/2倍したもので、JISの方は同じく面積を1.5倍にしたものだということです。通説となっている「B判というのは江戸時代から公用紙として使われてきた美濃紙のサイズをもとにしたもので、日本オリジナルの規格」というのは半分合っていて半分間違っているということですね。以前は日本の公文書では主にB判が使われていましたが、最近はほとんどA判に改められているので、そろそろJISもISOに合わせる動きがあるかもしれません。

またほとんど知られていないのではないかと思いますが、C判という、A判の21/4倍のサイズも規定されていて、封筒用として使われているそうですね。普段規格であるということを意識することはありませんが、「C4判の封筒にはA4判の書類を折りたたまずに入れられる」というのはわかりやすく、実に合理的な規格です。

最近は「B5ノート」などというとノートパソコンの方を思い浮かべてしまいますが、最近あちこちで情報漏洩が発覚している影響で私の職場も機密保護が厳しくなりノートPCやPDAでの情報の持ち歩きが難しくなってきました。何だか時代の流れに逆行しているような気がしてならないのですが、そのおかげでめっきり使わなくなっていた紙のノートが復権しつつありますので、これを機にアナログメディアが巻き返すことになるでしょうか…私の職場限定かもしれませんが。