今日は会社の先輩に誘われて、職場の音楽好き(?)4人でCrazy Ken Bandのライブ、”Soul Punch 2005 Crazy Ken Band Show”に行ってきました。

場所がなぜか三木市文化会館という少々辺鄙なところで、どうしてこんなところで、と疑問を抱えながら行ったのですが、ホールに入ってみて納得してしまいました。1300席弱しかない小さめのホールなので、後から3列目という私達の座席からもステージがよく見え、会場全体の一体感があって素晴らしいものでした。チケットもぴあやローソンなどでの取り扱い分はあっという間に売り切れてしまい、先輩にはわざわざ現地まで買いに行っていただいたりして大変でしたが、入手できてしまえば小さいホールであることによるメリットは大きいものだと思います。

ショーはアンコールも全て含めると3時間近くに及ぶものでしたが、それをあっという間に感じさせてしまう密度の高いもので、非常に満足してしまいました。普段CDで聞く曲もそれとは違うアレンジでノリのいい曲に仕上げられていたり、観客からの質問コーナーやリクエストに応えて即興で演じてしまうコーナーがあったりということで、ライブならではの良さを感じることができました。曲目は最新作のSoul Punchからがメインでしたが、CKBの古い曲やその前身であるバンドの時代からの曲も交えられ、様々なパターンの曲を演じてくれました。何曲か知らない曲はありましたが、みな後で聴いてみようと思えるものばかりでもちろん退屈することはありません。

ステージ自体は非常にシンプルな構成のものでしたが、バック中央に大きなモニタが設置されていて、曲に合わせてダイナミックな背景になったりして存在感のあるものでした。最近のライブでは珍しくないものなのかもしれませんが、私自身がホールでのライブから10年以上遠ざかっていたもので物珍しく感じてしまい、時代の変化を妙なところで実感してしまいました。3分割されたり繋ぎ合わされたりしていたのですが、繋ぎ合わされたときに繋ぎ目が全くわからなかったもの技術の進歩ですね。アンコールの合間にはメンバーの着替え風景が生で上映されたり、終了後にはビデオが流されてメンバー紹介やスタッフロールで締めくくられるなど、このモニターをとても有効に利用していました。

客層は実に幅広く上は50代から下は親に連れられた1歳くらいの赤ん坊までいましたが、さすがに1歳児にあの大音響は問題があるのではないかと思います。駐車場のクルマのナンバープレートを見ても結構遠方から来ている人も多くCKBの熱心なファンも多いようで、スカジャン、ハンチングは全く当たり前、また横山自動車のツナギ姿もあちこちで見られました。私は全く普段の服装で行ってしまい、また物販でも何も買わずに帰ってきてしまいましたが、そんな不信心な人は珍しい方だったりするかもしれません。

全体的に非常に満足度の高いライブで、やっぱりライブはいいと実感しました。またCKBの音の厚さ、音楽性の高さも改めて感じることができ、とても有意義なものでしたので、また近くに来た時にはぜひ聴きに行きたいと思います。問題はまた来てくれるのかどうかですが。

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