会場はチキンジョージ

いつの間にか恒例化しつつあるRock of Ages – Father & Daughters Tourが神戸チキンジョージにやって来るのも3回目となりました。e-ha?アナム&マキがムッシュかまやつと一緒にやって来る、ちょっとお買い得なライブです。正直に告白すれば、最初の時は半分好奇心、半分義理というような感じで聴きに行ったのですが、今はもう100%ファンとして楽しみに待っているような状態です。正確には49%アナマキ、49% e-ha?、2%ムッシュというような感じではありますが…

さて、ライブの方はいつもの通り、ムッシュ、アナマキ、e-ha?の順でした。ムッシュは例によってライブ前に酒を飲んで微妙な雰囲気を醸し出していましたが、3回目ともなると聴き憶えのある曲が続きまったりと聴いてしまいますが、ギター1本で聴き入らせてしまうのはさすがです。

次のアナマキはやっぱりライブで聴くのが一番です。アコギ2本でかくも様々な表情を出せるものかと関心してしまいますが、アナムちゃんのきれいな高音とマキちゃんの味のある低音が一層映えるのはシンプルなギターの音色です。今年発売されたアルバムQUNAIからの曲も初めてナマで聴くことができたのが嬉しかったです。特に「ピンク」が凄く綺麗な曲だということを再認識できました。前回のライブのあとで全てのアルバムを購入してしまったため、その他の曲も全て知っている曲だったということは、私もアナマキのファンを自認してもいいということでしょうか。そういえばマキちゃんのギターの弦が切れるというアクシデントもありました。

最後はe-ha?のお姉さん達の登場ですが、経験豊かなメンバーが揃っているバンドだということを今回改めて感じてしまいました。ギター、ベース、ドラムという最小のバンド構成ながら、実に多彩な厚みのある音を聴かせてもらえました。ちえさんのエネルギッシュなギターとやまだなおこの落ち着いたベース、パワフルなみったんのドラムのそれぞれが高次元で絡みあっています。ニューアルバムもリリースが近いということで新しい曲も聴くことができましたが、ますます発売が楽しみになりました。

ということで、3組とも音楽の方向性は違うようですが、共通しているのは音楽を楽しんでいるということが伝わってくるというところではないかと思います。プロに向かって失礼な話かもしれませんが、単なる職業ミュージシャンも多いような気がするので、こういった人達が音楽の楽しさを教えてくれるというのは非常に嬉しいことです。次回は来年春頃、ということもチラっと聞こえたのですが、間違いなく次回も聴きに行って皆勤を目指したいと思います。今回もライブ終了後には何も買わなかったにも関わらず、マキちゃんアナムちゃんに握手してもらって喜ぶミーハーなおっさんになってしまいましたが…

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