SLIK
高校入学の折に入学祝いとして叔父に頂いたVelbonのD25という三脚を使っていたのですが、雲台上面のカメラと接する面の接着剤が劣化して剥れてしまってカメラの取り付けに難儀していたので、写真から遠ざかっていたこともあってあまり使わなくなってしまっていました。しかし最近またカメラを使う機会が増え、三脚も使いたくなってきたのですが、三脚自体は何も問題がなくまだまだ十分使えるので、雲台だけのために買い換えることもないということで雲台だけを購入して交換することにしました。

そこで、ちょうど縦位置での調整がやりやすいものが欲しいと思っていたので、2ハンドルタイプのSLIKSH-705という雲台を購入しました。本当はクイックシュー付きのものがいいかとも思ったのですが、クイックシューは無い方が特に縦位置のときにカメラが安定するのではないかと思ったのでこちらを選びました。

SLIK 雲台 SH-705
SLIK 雲台 SH-705

posted with amazlet on 06.01.20
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届いた雲台と自分の三脚を見比べてみると、ちょっと不釣り合いなほどに立派なので驚いてしまいました。もともと三脚とセットになっていた雲台は樹脂製のコンパクトなものだったのですが、SH-705の方はアルミの鋳物でずっしりと重く、かなりしっかりとしていて安心感があります。雲台単体で見ているだけでも、工業製品としての機能美が感じられるシンプルで合理的なデザインには惹かれるものがあります。

早速これまでの雲台と交換してみると、自分の三脚がいきなり立派になってしまいましたが、相対的に脚の方が頼りなく見えてきてしまうのが困ったものです。そんな大きくて重いレンズも持っていないので実際の撮影には何ら問題ないはずなのですが…モノ好きな自分には大変困ったものです。本来、三脚は必要十分な強度と重さを持って安定してさえいれば写真の出来に影響するものではなく、あとは軽ければ軽いほど移動が楽になり撮影機会が増えることでいい作品が撮れる可能性が高まるはずなので、必要以上に重い本格的なプロ用の三脚を私が持っていてもまさに宝の持ち腐れになるだけですね。

結局まだこの雲台を使ってろくな写真を撮っていないのですが、ちょっと試してみた限りではハンドルの軸もこれまでよりしっかりしていて動きもスムーズなので、自分の重い通りのフレーミングができそうです。あとはどこに行く時にでもカメラと一緒に持っていかないと役に立ちませんので、これからは積極的に持ち出すようにしたいと思います。予想通り三脚に付属していたキャリイングバッグに入らなくなってしまいましたが、その方が億劫にならずに済んで良かったかもしれません。

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