Mars Attacks!

先日観たCharlie and the Chocolate Factoryの監督、Tim Burtonの作品の中で最高傑作と評する人もいるMars Attacks!を観てみました。

ジャンルとしてはSFコメディということになるのですが、火星人が地球に攻めてきて地球人を殺しまくる、という絵はなかなかシュールです。光線銃に撃たれた人が骨に肉がこびりついたような状態になってしまうのは少々刺激が強すぎるので、コメディ映画とはいっても子供と一緒に観るには適さないでしょう。

火星人の描写はあくまでコメディちっくで、頭でっかちで人相が悪く、とても友好的とは思えません。そもそも何のための侵略なのかよくわかりませんが、当初から侵略するつもりだったのか、あるいは妙な宇宙語翻訳機がおかしいのかもはっきりしません。事態の解決の仕方など色々と納得のいかないことは山ほどあるのですが、あくまでコメディなので深く考えてはいけないのでしょう。所々悪ふざけの過ぎる場面もありますが、目をつぶっておくことにします。

キャストを確認せずに見始めてしまったのでタイトルクレジットが出てから知ったのですが、Padme Amidala Naberrieを美しく演じてくれたNatalie Portmanが合衆国大統領の娘として出演しています。まだ幼なさの残る彼女を見ることができたのは嬉しかったものの、主要登場人物の多くが次々と殺されてしまうので、Natalieの殺されてしまう姿は見たくない、とハラハラしながら見守っていることになってしまいましたが…

1996年の作品ということで10年近く前の作品になるので、SFXやCGIの技術は最近の作品とは比べるべくもなく、映像には懐しさが漂ってしまっていたりするのですが、映像の綺麗さだけが映画を評価する基準になるわけではないということをこの作品で再認識することになりました。Charlie and the Chocolate Factoryの映像の素晴しさに惹かれてTim Burton作品をいくつか観ることになりましたが、彼の魅力はそういう演出だけにあるわけではないということもわかりました。あと観なければならないのはJohnny Deppとのコンビ最初の作品、Edward Scissorhandsですが、この作品も凄い設定ですよね…

マーズ・アタック!
マーズ・アタック!

posted with amazlet on 06.01.29
ワーナー・ホーム・ビデオ (2005/11/18)

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